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月山来夏
222
74
さくら
和葉
屋敷の者と話していると、廊下の向こうから声がした。
風間様
和葉
振り返ると、風間様がこちらへ歩いてくる。
風間様
和葉
風間様
風間様は私の隣に立った。
風間様
和葉
風間様
和葉
風間様
和葉
風間様
そう言われると、何も返せなくなる。
用事を終えて、風間様と並んで歩く
和葉
風間様
和葉
風間様
和葉
風間様
和葉
胸が、また小さく跳ねた。
風間様
和葉
風間様
和葉
風間様
風間様が楽しそうに笑う。
風間様
和葉
風間様
その笑顔を見ていると、私まで自然と笑ってしまった。
――私はもう、この人の前ではこんなにも素直に笑える。
それが少しだけ、不思議だった。
コメント
1件
「知らず知らず」第9話、読み終えました。 風間様の「お前といる時間を減らしたくないだけだ」、もう…この台詞が効きますね。日常の一コマなのに、彼の和葉さんへの想いが静かに溢れていて胸がじんとしました。和葉さんが「風間様のせいです」と返せるようになった距離感の変化、そして最後に自然と笑える自分に気づく場面…この“知らず知らず”の積み重ねが本当に美しいです。お互いの気持ちが無自覚に育っていく過程が繊細で、読んでいてこちらまで温かい気持ちになりました。次も楽しみにしています🌷