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コメント
9件
ホラー書けるの尊敬すぎるんだけど
おー!✨ホラー系! ちょっとゾワッとして 良い作品に なりそうな予感!
ホラーめっちゃ良い...! 最後の女の子?の口調の暗い感じがすっごい好き、
MMK⛄💖
MMK⛄💖
MMK⛄💖
MMK⛄💖
朝の教室にはクラスメイトたちの ガヤガヤとした話し声が響いている
汐月 碧彩
私はうるさい声から離れるために 机から本を出して読書を始めた
汐月 碧彩
私は苛立ちを覚えた
いい歳した高校生なのに大きな声で笑ったり叫んだりして恥ずかしくないのか
そう思っていると うるさい人物が教室に入ってくる
星宮 琴葉
彼女は星宮琴葉 とても明るくムードメーカーな性格
クラスメイト皆琴葉の虜になっている
琴葉の甲高く愛想のいい声を聞いて 私はさらに苛立ちが増す
汐月 碧彩
クラスメイトたちは琴葉の声を聞くと もっと虜になるだろう
だけど私は琴葉の声を聞けば聞くほど 苛立ちが増していく
すると琴葉は 一人のクラスメイトに声をかける
星宮 琴葉
海堂 樹
明るい声で何気なく交わされる会話
汐月 碧彩
私は耳を今すぐにでも塞ぎたくなった
彼は海堂樹 スポーツ万能で女子から大人気
琴葉と樹はお互いの家が隣同士で 小さい頃から仲が良く毎日のように話す
美男美女が会話を始めると クラスの雰囲気がとても明るくなる
琴葉の甲高い声に樹の爽やかな笑顔 そして明るい雰囲気の教室
私はこの教室の中の空気同然だった
昔から地味で根暗で友達も居ない私には この教室の雰囲気は耐えられない
汐月 碧彩
聞かないようにしていても耳に容赦なく入ってくる楽しそうな笑い声
私は苛立ちを隠せなかった 本のページをめくる手に力が入り震える
汐月 碧彩
気が狂いそうになる教室での授業が終わり放課後になると私はトイレに向かった
ここが私の学校での居場所と言っても 過言では無い
トイレの個室だけが人目を気にせずにいられて落ち着ける場所だった
汐月 碧彩
空気同然の扱いを受けている私に 手を差し伸べてくれる人なんていない
私にわざわざ時間を割いて寄り添ってくれる人なんて絶対に誰もいない
汐月 碧彩
私は現実逃避をするように スマホを開いた
しばらくスマホを見ていると とあるサイトを見つけた
それは降霊術といって霊を呼び寄せる儀式がいくつか載せられたサイトだった
しかもこのサイトに載っている儀式は学校でしか出来ないものが厳選されている
汐月 碧彩
私は興味本位で そのサイトをクリックした
サイトには たくさんの降霊術が載っていた
すると一つの降霊術が目に止まった
それは学校のトイレの鏡を使う 降霊術だった
私はその降霊術の実践方法を見た
まず学校のトイレの鏡の前に立つ
そしてその鏡に向かって (愛して)と3回唱える
すると鏡の中に一人の少女の霊が現れる
その少女の霊はこの降霊術を実践した人を操り思い通りに動かしてしまう
実践方法を読み終わると私は今自分が学校のトイレにいることに気づいた
汐月 碧彩
私の心の中に 嫌な好奇心が生まれてしまった
こんな胡散臭い話に惑わされるようなことはなかったのに今日は何だか違う
私は気づけば トイレの鏡の前に立っていた
そして私は降霊術を実践した
汐月 碧彩
私は少しだけ思いとどまったが 好奇心には勝てず唱え始めた
汐月 碧彩
私はしばらく口を閉じて動かないようにした
静かな沈黙が続き不気味な雰囲気が漂う
しかし方法通り実践してもこれといったことは何も起こらない
汐月 碧彩
所詮降霊術のような変な儀式なんて都市伝説と同じで根本的な根拠がないもの
実践したところで何も起こりはしない
汐月 碧彩
私はこんなものを信じてしまった自分にうんざりしてその場を去ろうとした
その時だった...
??
汐月 碧彩
私の立っている鏡の中に確かに見える
一人の少女が
MMK⛄💖
MMK⛄💖
MMK⛄💖