お母さん
何で僕を残して逝ってしまったの。
ずっと貧乏でも良かった……
父さんも要らないよ、
兄弟が欲しかった訳じゃない……。
僕を1人にしないで……
…………………………
…………………………
…………………………
数日前に母が病気で亡くなった。
今際の際に母が言ったんだ、
僕には腹違いの兄弟が居ると。
僕がちっちゃい時に母から
聞いたおとぎ話の様な話、
昔ハウスメイドとして働いた
家の主人に見初められ恋に落ちた、
だけど、その人には許嫁が居て
僕を身ごもった母は
1人で産み育てる事を覚悟して
その人と別れた。
そんなロマンチックな話があるもんか!?
何て思ってた……。
思ってたのに……!?
執事
お迎えに上がりました。
執事
パクジミンさんですね。
ジミン🐣
そ、そうですけど何方ですか?
執事
申し遅れました、私バンタン家に勤めます執事の○○と申します。
執事
バンタン家へお連れする様に申しつかっております。
執事
どうぞ、詳しいお話しは車の中でしますので乗って下さい。
普通なら乗らないけど、興味があった。
母が話してくれたおとぎ話に
出てきたバンタン家。
会った事の無い父親に
興味はない……。
ただそこに今は亡き母の面影が
ある様な気がした。
執事と名乗る男が運転する 車の中で説明を受けるジミン。
執事
……つまりは貴方のお父様になられます○○様は、ジミン様のお母様よりも先にお亡くなりなっております。
執事
今はご長男のジン様が家督をお次になっております。
ジミン🐣
長男??
ジミン🐣
他にも居るの??
執事
はい、長男のジン様
次男ユンギ様
三男ナムジュン様
四男ホープ様
五男テヒョン様
六男グク様です……。
次男ユンギ様
三男ナムジュン様
四男ホープ様
五男テヒョン様
六男グク様です……。
ジミン🐣
6人兄弟か……
執事
そこにジミン様が加わるので7人兄弟になります。
ジミン🐣
なっ!勝手に決めないで下さい!!
ジミン🐣
僕は少しでも母の話が聞けたらと思って乗っただけです!!
執事
まぁ、細かいお話は当主であられるジン様からお話がございます。
執事
さてそろそろ着きますよ。
窓から外を眺めると広大な敷地面積を誇るとても豪華な城の様な建物が見えてきた。
ジミン🐣
ね、ねぇ??
お城見たいのしか見えませんけど?!
お城見たいのしか見えませんけど?!
執事
はい、あちらが当家にございます。
ジミン🐣
!?!?!?!!
本当におとぎ話だ……
メイドや執事が居るんだから
当然金持ちだとは思ってたけど……
まさかこんな……
お城に働いてた何て言ってたのを、
聞いてたけど嘘じゃ無かったんだ……
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