この砂時計は夏だけ
魔法にかかるんだ
ある夏の暑い日
私は何故かあるものに気に入られた
真弥
お婆ちゃん!
真弥
これもらってもいい?
お婆ちゃん
いいわよ
真弥
やったー!
その後
砂時計を反対にすると
何か知らない光に包まれて
知らない場所にいた
真弥
えっ⁉
真弥
暗いしここどこ?
・
ようこそ!
・
僕の時計の世界へ!
真弥
時計?
・
そうだよ
・
ここは君がもらった砂時計の中
・
1時間たったら帰れるよ
真弥
へ~
真弥
暗かったらすることなんてないよ
・
ここは自由に変えることができるよ
真弥
じゃあ…
・
遊園地か
真弥
うん
真弥
一度でいいから遊園地デートしてみたかったんだ
・
じゃあ僕は1時間彼氏だ
真弥
ありがとう
真弥
楽しかった!
・
僕もうダメ…
真弥
少し休憩する?
・
あと5分だから
・
耐えるよ
真弥
じゃあ定番のあれにしようか?
・
うん
それからの5分はあっという間だった
別れを言えぬまま
気がついたらお婆ちゃんの家で寝ていた
夢だったのかなと思ったけど
手元にはしっかりと砂時計があった
早く来年の夏になってくれないかな