誰にも…真実が分からない物語

佐野万次郎が死んだ

俺も他の奴らも悲しんでいた…でも、一番辛いのは三途だろう

一番近くに居て一番マイキーを気にかけていたのはアイツだ… アイツはどうなっちまうんだろう？

首領が死んだと聞いた日 三途は帰ってこなかった…兄貴が一番最初に気づいたけど

アイツは今

この部屋からずっと離れようとしない 覗いてみても 何かしらしているわけでもない

ただそこに居るだけ

理由は首領だ、首領の棺がそこにある… その事ことがアイツにとって重要なのだ

埋葬とかも全部終わったみんな立ち直ってきてる…三途以外だけど

埋葬とかも全部終わってアジトに帰ってきたらすぐにアイツは部屋に行った

今も出てきていないし、飯の時間になっても 部屋から出てこない

首領が居ない今、アイツがしっかりして いないと駄目なのに

アイツが今、梵天のNo.1だから

兄貴と一緒に三途に飯を持っていくところだ

なんだかんだ言っても兄貴は三途大丈夫かな オーラ全開だわ

そこには三途が居なかった

全部の部屋見たけど三途は居ない

だからみんなで外を探した

俺は兄貴と一緒に三途を探した

ここはどこだろう、本当に三途は居るのか？

でも、居るだろう 兄貴がここに居ると言ったなら

ここは首領が飛び降りた所らしい

俺がドアノブを開けてすぐに兄貴は走った

俺もすぐに気づいたけど 三途が飛び降りようとしてた、

無意識なのか、兄貴が三途の手を掴んで 止めてもきょとんとしてた

すぐに三途は寝た まともに飯を食ってない三途は…

心なしか痩せてきている気がする

アジトに帰る時おぶったけどすげぇ軽かった

三途があんな状態だから今までサボってた 俺らも隈ができるくらい働いた

兄貴はやっぱり凄いと思う

なんだかんだ気にかけてくれるし 周りを良く見てる

ココも仕事が早くて凄いし、三途が駄目になってる今梵天を仕切ってる鶴蝶も、

みんな凄い…俺は兄貴達みたいになれないけど 何か頑張らないとな

俺は俺にできることを

俺は兄貴じゃない 俺は自分にやれるだけのとをやろう

頑張ろう

三途がもとに戻るまで…