りうら
新手の罠かもしれない。 でも。
りうら
ほとけ
迷子の様にぽろぽろと零れる涙を俺は指で拭き取り、ホトケ・ステラフィアの手を取った。
ほとけ
俺はホトケ・ステラフィアの手を取り人差し指を口内に入れた。俺は取られかけた首輪を重力魔法を使い元に戻しホトケ・ステラフィアの皮膚をプツリと破った。 鼻につく味が口いっぱいに広がった。
ほとけ
そのまま俺の首元に手を持っていき。
りうら
りうら
りうら
りうら
ほとけ
首輪にホトケ・ステラフィアの出血部位を擦り付ける。 俺がそう叫ぶと世界は白く光瞬く間に目の前が真っ白に染まる。
首に紋章が刻まれる感覚。 何十年ぶりなのだろうか。
紋章には主人の属性と契約された側の属性。そして信頼度により多彩な変化をもたらす。
ほとけ
もう、一生死ぬまで離れられない。 そう。そうだ。感覚的で軽率な判断で行っていいことでは無い。
りうら
りうら
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
でもまぁいっかと思ってしまった。
それが俺の敗因だ。
コメント
1件
いいねぇ(*´ω`*)めっちゃ好きです!