零桜

毎回見るストーリー制のある夢

日常に支障をきたしてきた夢故にあまり何も考えずにしていたが

バグなのだろうかそもそも夢にバグなんて存在したのか...あまりにも考えずにはいられない

ジジッ

夢の特権。急に場面が変わる

場面が切り替わると同時にクラクションが鳴り響いた

なんだか見たことのある場面だった

そうだ、以前見た夢で小さな少年...こさめは......

言いかけた途端

ﾊﾞﾂﾝ

場面が切り替わった...？

いや、違う。

夢が途切れた

真っ暗闇の中にひとり、夢に出てくる男の子

...こさめは何を忘れたのだろうか

今すぐに終わらせてしまいたい

なぜこんなにも責められなくてはいけないのか

何が目的なのだろうか この子は何を伝えたいのか

ノイズななく聞こえたのはこの2文だけ

戦いだとか恩返しだとか全く話が見えない

何も分からないまま夢が終わってもいいのか

しかし夢だって終わる時は終わる待ってくれることはなく僕は意識を掴んだ。

おはよう世界（？）

只今の時刻は6時半。

夢の内容は覚えている。忘れちゃいけない気がしたんだ

夢に毎回出てくる男の子は一体何を伝えたかったんだろうか...

あの少年が彼と重ねてしまうのはなぜ？

しかしどんなことがあろうとこれは夢なんだ

分からないことばかりで混乱する自分に言い聞かせる

そうだそんな時は友達と会って忘れよう

ひすい...さん？だったっけ... 確かこの前あった......

おっと口が滑ってしまった

別に話しかけなくても良かったんだけど... 今はひとりになりたいし... そして相変わらずのこさめちゃん呼び...

いや学校に来る目的は友達に会うためなんだけどね？まぁまだこの人とは友達って感じしないって言うかなんて言うか

なんだ、良い奴じゃん

また1人、こんなこさめと仲良くしてくれる 新たな友達が出来たようだ