TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

ライ・カムラッド

ふぅ…
城に来たのはいいのですけれど、
さて、どうしてこの城へ入りましょうか…

昨日、新しい人格を手に入れた私は 宿で1夜休み、 遂に城へ潜入することにした。 …までは良かったのだが。

ライ・カムラッド

どの窓も昨日の夜と違って閉鎖済み、
ダクトに関しては先程から
人が出入りしているのですが…

ライ・カムラッド

噂では世界一狂った国とは
聞いていましたが、
確かに幹部と総統が狂って
いらっしゃるのは本当のようですね…

ライ・カムラッド

仕方ない。
最終手段です。
…地下からの侵入をしましょうか。

例え他の国とは段違いに 強いこの国にも、地下の1つや2つは 余裕にあるはずである。 早速裏庭に侵入し隠し通路を見つけると、 私はその中へ飛び入るように 入っていった。

ライ・カムラッド

なんとか侵入は成功…ですね。

ライ・カムラッド

連絡します。
こちらビトレイ・コルト改め
ライ・カムラッド、
W国の城へ潜入完了致しました。

ライ・カムラッド

ここからは正体に気づかれると危ういので、
報告はなしとさせていただきます。

必ずや、総統様へ革命を。

その最後の一言を口にするや否や、 私は発信機を 自身のポケットの中へ入れ込んだ。

ライ・カムラッド

侵入は出来た事ですし…
後はここで
誰かが来るまで待機しましょう。

〜待つこと20分〜

ライ・カムラッド

…来ないっ!

ライ・カムラッド

ここまで来て誰も来ないなんて
おかしいじゃないですか!?

ライ・カムラッド

普通こんな地下には警備も1人程は
着くはずでしょうに!

ライ・カムラッド

…一体どれだけおかしい国なのですか、
この我々国は…

その時傍で微かに物音がした。

ガタッ

ライ・カムラッド

つっ…!?

咄嗟に銃を構え、周囲を警戒する。 けれど… それよりも早く 私の頭に銃口が当たっていた。

さっきから見とったけどお前…誰や?
明らかにこの国の者では無さそうやけど。

ライ・カムラッド

…そちらこそ、名を名乗ってくれませんか。
どちらとも名前も分からないままでは、
ただの言い合いになってしまいますよ?

俺か?
俺は…

zm

我々国幹部、
第1暗殺部隊隊長…zmや。

ライ・カムラッド

幹部様…でしたんですね!?
大変申し訳ありませんでした!💦

これが…幹部!? 軍服でもなんでもないこんな 迷彩色のパーカーを着た男が… 幹部!?

ライ・カムラッド

私の名前はライ・カムラッドと申しますっ!
実は私、探検家でございまして!💦

ライ・カムラッド

ある日洞窟を探索していたら、
知らぬ間にこんな所へ…
まさか幹部様とは見ず知らず、
このような御無礼を…!
本当に失礼しました!💦

zm

確かにこの洞窟誰かさんのせいで
各国に繋がるように作っとるからな…

zm

君がここに来るのも怪しないわぁ。

ライ・カムラッド

ほんっとに!すいませんんっ!

zm

いや、
そんな事情なんやったらこっちも
悪い態度取ってもうた!

zm

こっちからもごめんなぁ…

ライ・カムラッド

いえいえ!

zm

君、出口わかる?

ライ・カムラッド

い、いえ…知らないです…

zm

なら着いてき!
出口まで連れてったるわ!

ライ・カムラッド

いいんですか!?
ありがとうございます…!✨

実はもう知っているのだけれど… だけどとりあえず侵入は成功。 ここからどうするか…。

それから、2人で歩いて数十分…

zm

よっ…と。
ここらへんかな?

ライ・カムラッド

本当に…いっぱい出口あるんですね…!

zm

まぁな。
俺らの部隊が訓練で使う関係もあって、
特に城の中は出口が多くなっとるんや。

ライ・カムラッド

そうなんですね!
なんだか迷路見たいで面白いですっ!

zm

よし、もうそろ着くはずやけど…
ってうわ!

彼の方向に、 豪速球のナイフが飛んでくる。

ライ・カムラッド

っ危ない!

咄嗟に私は、 彼の背中を思いっきり押し、 彼を庇った。

zm

…いきなりなんやねん!
って君、大丈夫か!?

ライ・カムラッド

は、はい…なんとか…

私たちに向かって飛んできたナイフは ギリギリ私の横をすり抜けて 壁に刺さった。 この速さ、そして気配。 間違いない。

ライ・カムラッド

ところで…そこの暗殺者様!!
zm様に手出ししようとしてましたよね?

暗殺者

チッ…

ライ・カムラッド

お願いなのですがそれ…
やめてくださいませんか?

暗殺者の気配はわかるが、 肝心の場所が分からず 左右を見ながら警戒するzm様を横目に、 拳銃を取り出し暗殺者を殺した。

パァンッ!!!

暗殺者

グハッ…

ライ・カムラッド

…ふぅ。
zm様、暗殺者はこちらで
仕留めておきましたよ!✨

zm

…え。
今君…暗殺者どこにいるかわかったん?
しかも…銃で打ったん!?

ライ・カムラッド

はい…そうですけど?

zm

君…見かけに寄らず強いんやな!
気に入ったわ!

ライ・カムラッド

そ、そうですか…
その言葉が聞けて嬉しい限りです!

zm

なぁ、どうせやし
ここで模擬戦せぇへんか?
ちょうどここ城やし!
今誰もおらへんから!

強い人には興味が湧くのか、 彼は先程とは打って変わって 目をキラキラさせ出した。

ライ・カムラッド

え、あ、はい…
いいですよ!✨

キャラを保ちなさい… ライ・カムラッドを保つのよ私。 この人に飲まれれば終わり。

zm

それじゃ、
遠慮なくいかさせてもらうで!

ライ・カムラッド

…望むところです!!

この国の幹部になる為に、 総統様に忠誠を誓う為に。 この戦いは、絶対負けられない。

ライ・カムラッド

覚悟、してくださいね?
loading

この作品はいかがでしたか?

46

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚