きんとき視点
青柳 時
桐谷 要
赤城 琉久
青柳 時
赤城 琉久
紫崎 笑
紫崎 笑
青柳 時
病室に入って真っ先に視界に入ったのは、水樹の横たわるベッドだった。
周りには点滴や酸素チューブだったりと多種多様な管を張り巡らせている。
よく言う言葉だと、痛々しい。 が適切だろう。
青柳 時
桐谷 要
桐谷 要
青柳 時
青柳 時
紫崎 笑
紫崎 笑
青柳 時
青柳 時
スマイルの言いたいことはよくわかる。
俺と水樹の血液型こそ違えど、輸血することは可能だ。
しかも1番適合する。
紫崎 笑
俺は吸血鬼だから、
吸血鬼だからこそ、自分の血液を誰にでも適合する血液に変えることができるのだ。
紫崎 笑
紫崎 笑
青柳 時
青柳 時
桐谷 要
赤城 琉久
青柳 時
青柳 時
青柳 時
青柳 時
その場の全員の目線が刺さる。
痛い、気まずい。
青柳 時
青柳 時
そう言って俺は病室の外へ出た。
誰かに呼び止められた気がしたが、気にせず無視をした。
俺は吸血鬼。
誰からも理解されることのない責任を生まれながらに持っている。
吸血鬼は自らの血を分け与えることで、血を授けた個体を従者にできる。
俺含め吸血鬼の血液は誰に対しても適合する。
だからこそ、
だからこそ不安で仕方ない。
これではシャークんと同じではないのか?
誰かの下につくことを彼は望むのか?
人間を辞めてでも生きたいと彼は思うのか?
俺には選択する権利なんてない。
俺は…、
俺は、水樹のために何ができると言うのだろうか。
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