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田中なす@末
336
ぬいぬい
3,183
🈂️
2
生ごみの匂い。たばこの匂い。
それがこの裏路地に充満していて、気分がいいとはとても言えなかった。
こむぎとレミア、そして玲はそんな場所に来ていた。
鳴瀬こむぎ
レミア・フロー
鳴瀬こむぎ
神崎玲
鳴瀬こむぎ
神崎玲
そう、この三人は遥太を追っていた。
普通に考えたら、こんな匂いがキツイところ、通りたいわけがない。
レミア・フロー
鳴瀬こむぎ
レミア・フロー
そんな遥太は、鼻歌を歌いながらご機嫌に帰っていた。
なにかいいことがこれからあるのか。
それとも、あったのだろうか。
神崎玲
神崎玲
レミア・フロー
鳴瀬こむぎ
鳴瀬こむぎ
ほんとうにその通りだった。
ここに来てから、彼女たちは意味不明な目にずっとあっている。
これから、どんなことが起きるのか。
彼女たちにはまだ予想もつかなかっただろう。
三人は、引き続き遥太を追った。
遥太をおうと、そこは洞窟のような場所だった。
そこで誰かと話をしている。
神崎玲
レミア・フロー
鳴瀬こむぎ
レミア・フロー
そんな時に突如として後ろから聞こえる、怒鳴り声。
振り返ると。
先生
それは、数時間前まで遥太と話をつけていた先生。
神崎玲
レミア・フロー
鳴瀬こむぎ
鳴瀬こむぎ
レミア・フロー
遥太
その声は、焦りのひとかけらも感じられない声色。
その声が、怖さを引き立てていた。
先生
遥太
先生
遥太は丈かけてあった、槍を手に取った。
金属の部分が、少し溶けている。
先生
先生
そんな弁明をする先生を、虫けらのような目で見た。
その直後、音もなく、何もなく。
遥太は先生の腹を突き刺した。
そんな人間とは想定思えない行動をやっているにもかかわらず、遥太はいつも通り。
レミア・フロー
鳴瀬こむぎ
そう言って、レミアはこむぎの目を隠した。
高校生とはいえ、まだ未成年。
こんな光景を見せるわけにはいかないと思ったのだろうか。
神崎玲
神崎玲
まだ腹部を刺されただけで死んでいない。
止血しようとしたが、先生には触れられなかった。
神崎玲
その一言の後、その場では静寂が満ちた。
そのまま、先生は大量出血で死んでいった。
レミア・フロー
神崎玲
こむぎもなんとなく察したようで、ここから出るために歩き始めた。
鳴瀬こむぎ
俺たちの戦い(笑)に用意されたのは、鉄でできていて、ある意味戦いには向いてそうな場所だった。
遥太
使い慣れてもいない短剣に、自分で作った毒をまとわせる。
実際は回復薬なのだが、誰も気づきやしない。
だってそいつらは毒の毒見なんてしないから。
見た目さえそれっぽければ、それは立派な毒薬に見える。
渉
兄貴も、ああやってため息をつく。
でもきっと大丈夫。
あの作戦が成功すれば。
審査員
審査員
そんな声と同時に、俺たちはもう一本、仕込んでいた剣を抜いた。
これはちゃんと毒が塗りたくっているやつ。
その短剣を、
ぐちゃぁ…
そこにいた審査員に刺した。
審査員
さぞ苦しそうに顔をしかめた。
腹部に刺されれば叫ぶことすらままならなくなる。
この審査員はもうじき毒で死ぬ。
渉はほかの召使をやっていた。
それ以外に目を向けると、観客の顔が恐怖に染まっていた。
遥太
そう呟いて、俺たちは全員を殺った。
あたり一面に、血の水たまりが広がる。
渉と、久しぶりに言葉を交わそうとした瞬間――
バンッ!!
遥太
目の前には、倒れた「兄」がいた。
遥太
考えるより先に体が動いていて。
兄貴のほうに行こうとした瞬間。
パァァン!!
俺は、意識を失った。
鼻に鉄の匂いが入ってくる。
正直、不快じゃないわけなかった。
サキナ
無夢裏途
裏途は顔を俯かせてそういった。
こんな大人っぽい雰囲気の子だが、まだ小学生だった。
白柳冥
冥に至っては、口を押えている。
サキナ
ここには大人のサキナが一人。
渉を追うからって、この二人の意見をなしにするわけにはいかなかった。
かといって、ふたりを置いていけるような状況ではない。
連絡先でも交換しておけばよかった。
そう強く思ったことだろう。
そんな時に、洞窟の中から足音がこっちに向かってくるような気がした。
無夢裏途
サキナ
白柳冥
サキナ
洞窟の中を、目を凝らしながら見る。
サキナ
白柳冥
鳴瀬こむぎ
神崎玲
レミア・フロー
無夢裏途
レミア・フロー
無夢裏途
神崎玲
サキナ
サキナ
鳴瀬こむぎ
白柳冥
神崎玲
白柳冥
レミア・フロー
静かになった洞窟。
そこで、玲は口を開けた。
神崎玲
次に声が聞こえたのは、最初にサキナ達が会った時の部屋だった。
白柳冥
鳴瀬こむぎ
レミア・フロー
無夢裏途
神崎玲
・・・。
白柳冥
鳴瀬こむぎ
レミア・フロー
無夢裏途
そんな茶番が入っている中、サキナは二人を見つめていた。
そう、渉と遥太だ。
サキナ
サキナが声をかけるのと同時に、みんながこっちに目を向ける。
渉
遥太
うつろの目で、遠くを見つめていた。
まるで、魂が抜かれたように。
サキナ
そうサキナがつぶやくと、またピカァァァンとドアが光って現れる。
レミア・フロー
みんな、大体予測はついているはずだった。
次は自分がああなるかもしれない
と。
無夢裏途
神崎玲
白柳冥
サキナ
鳴瀬こむぎ
サキナ
無夢裏途
レミア・フロー
無夢裏途
神崎玲
サキナは渉を、
玲は遥太を背負った。
ドアノブをひねるのは、冥。
白柳冥
そう言ったあと、ドアを開けた。
なにか違和感等ありましたらご伝えください!
そしてまたまたものすごく遅れて申し訳ございません…
コメント
3件
めっちゃ重かった……。これ全員分やるのかな…
うわっ……第4話、めっちゃ重かった……。まず遥太があんな平然と先生刺すシーン、マジで背筋冷えたわ。「仕事だよ」って言い放つ感じが、もう完全に人間の感性が壊れてるというか……。こむぎの目をレミアが隠すところ、ああいう細かい気配りが染みるよね。逆に玲が「見て見ぬふりをしろって…?」って呟いたのがすごく刺さった。あの子、ちゃんと普通の感覚持ち合わせてるんだなって。最後の渉と遥太が魂抜けたような様子、あの「バンッ」の後に何があったのか気になりすぎる……次話楽しみにしてるわ🔥