それからは時が止まって感じた。
なんにも考えずにただただ視界を狭めた。
蒼田 月愛
突然大きなドアの音が響き渡って、それに被せる様に 聞き馴染みのある声が耳に入った。
蒼田 直輝
蒼田 直輝
蒼田 月愛
質問をすると顔をぐちゃぐちゃにして答えてきた。
蒼田 直輝
るなはそれどころじゃない、と言った顔で少し僕を睨んでいた。
おしとやかで優しいるながこんな表情をするなんて初めて知った。
蒼田 月愛
とても細い声で言ったるなはいつの間にか僕の傍へと駆け寄っていた。
うるっ。っとした瞳が外から漏れる光に反射していた。
蒼田 直輝
蒼田 直輝
蒼田 直輝
質問に応答してすぐに話題を変えた。
るなが居るのに何故祖父母が居ないのか少し気がかりだった。
蒼田 月愛
蒼田 月愛
蒼田 直輝
そこで会話が途切れた。ベッドの横にチョンと置いてある小さな時計も秒針が止まって見えた。
るなと居るのは嫌いでは無い。 でも、ゆあんくんの方が気になって他の事が無駄に感じる。
今は無駄な時間だ。 そう思って仕方ない。
4日後。るなは毎日見舞いに来た。もちろんうるさいあの2人も
だけど今日は誰も予定が空いてないのか誰も来ない。
蒼田 直輝
蒼田 直輝
そう短く呟いて、先日るなに持ってきて貰った私服に着替えた。
ゆあんくんに会いにいく、
そんなことを脳裏に置いてドアを開けた
ドアの前に立って2つノックした。
赤城 柚杏
そう聞こえてドアを開けた。
赤城 柚杏
ドアを開けた瞬間目が合って、ゆあんくんは目を丸くした
蒼田 直輝
小さな声で言い放った。
その後直ぐに魔法が解けたかのようにゆあんくんは降格を上げて目を垂らした
赤城 柚杏
赤城 柚杏
蒼田 直輝
質問の内容にドキッとした。だけど嘘をついた
赤城 柚杏
そういうゆあんくんは大丈夫なのか。
でも、いつもとは明らかに違う。
なんにもなかった病室に、車椅子や点滴、薬までもが置いてあった。
だけど薬には手をつけてないようだった。
赤城 柚杏
蒼田 直輝
赤城 柚杏
赤城 柚杏
確かに、ゆあんくんが倒れた時ナースコールを押したのは僕だった気がする
蒼田 直輝
蒼田 直輝
赤城 柚杏
言葉の後、少し鈍い咳をしてしまった。しかもゆあんくんの前で
ゆあんくんはあまり気に止めていないようだったので良かった。
蒼田 直輝
赤城 柚杏
赤城 柚杏
蒼田 直輝
蒼田 直輝
赤城 柚杏
やっぱりゆあんくんは何故か安心できる。 心そこから一緒にいたいと思える。
蒼田 直輝
赤城 柚杏
次第にゆあんくんの表情が曇ってる気がする。
蒼田 直輝
ニコニコと返した。
でも、ゆあんくんの応答はなかった
蛙野 柴
そんな声が響いて、蛙野先生が入ってきた。
蛙野 柴
蒼田 直輝
僕は病室で安静にしろ、と言われた身。ここで見つかったらやばい。
そう思ったけど時すでに遅し。
蛙野 柴
この時の先生は少し怖く感じた。小さな恐怖心と言ったら良いだろうか。
蒼田 直輝
赤城 柚杏
考えもせずに言い訳をしようとした瞬間ゆあんくんが僕に声を被せてきた。
蛙野 柴
蒼田 直輝
もう、全てを悟って無言でいた。でもその間に先生はすべてを話してしまった。
そんなことは左から右へと受け流した。 ただ、一つだけ僕がキャッチした言葉があった。
蛙野 柴
この時の実感した 僕の弱さと、無力さに
♡120 NEXT……
コメント
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見るの遅れたーー( *>.<; )ゴメン この後のゆあんくんの反応気になる(っ ॑꒳ ॑c)ワクワク