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しゃけ
13
ナチス
いったい、私はどんな農村へと流れついたのだろうか
いつもきれいに扱っていた軍服もぼろぼろになり、 ところどころに真っ赤な鮮血が染みていた
ナチス
傷口の痛みが鋭くなり、思わずその場に座り込む
嗚呼、世界が霞んで見える
私はこのまま、敗北者として、逃亡者として、まったく見知らぬ街で命を落とすのだろうか
ナチス
もしも望むなら、
どうかあの悪魔に災いが降りかかることを願って
──
ぱちぱちぱち、
少し温かみのある強い音が、私の耳を打った
ナチス
体の各箇所に痛みを感じ、うっすらと目を開けると──
そこは見知らぬ暖炉の前だった
ナチス
私はそうとう体が冷えていたのか、薄い質素な毛布が何枚も掛かっており、心なしか傷だらけの体は、ご丁寧に包帯がまかれていた
──
ナチス
すると、少し柔らかい声が、後ろから聞こえてき、思わずポケットの拳銃に手を伸ばすが、 拳銃は没収されていたのか、なくなっていた
すると、そいつは片手に持っていたココアを私に持たせると、その場に座った
──
ナチス
警戒をしてぜんぜん飲まないナチスを見て、男は軽いため息をつき、口を開いた
ロシア
ロシア
ナチス
ロシア
そういい、ロシアは立ち上がり、食事を作るためか奥へと歩いて行った
これが、
私の運命を変えることとなった、小さくて、大きな出来事だった
コメント
1件
うわあ…重くて繊細な空気が冒頭からびんびん伝わってきたよ😌 負傷したナチス兵が、見知らぬ暖炉とココアで迎えられる――そのギャップと緊張感がすごく印象的。 「敵」であるロシアに拾われたことで、これからどう展開していくのか、静かに見守りたくなる1話だった。 しゃけさんの文章、淡々としてるのに情景が浮かびやすくて好きです🌙