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ゆとり
ボクは出社して間もなく、 自分の机の前で伸びをする。
ゆとり
いつもと変わらず仕事を始めるボクにも、 普段と違う部分がある。
あん
そう。 ボクは今日、首まである髪をほどいている。
ゆとり
あん
ゆとり
ゆとり
そう言ってパソコンを起動しようとすると、 諳さんはこちらをじっと見てきた。
かと思うと、
あん
といった調子で突拍子もないことを言い出すのだ。
ゆとり
あん
あん
そう言って指をさしたのは、 ボクの首筋あたりにつけられた痕。
ゆとり
ゆとり
昨日のことを思い出すと、やっぱり ほまれさんの顔が浮かんでくる。
ゆとり
ゆとり
ボソッと呟いてから、 ボクははっとした。
ゆとり
ゆとり
そうして考えた末に、 またあのガールズバーへ行こうという結論に至った。
ほまれ
昨日は一夜の感情に任せて、 ついやってしまった………
ほまれ
ほまれ
ほまれ
接客は苦手なので、できる限りで仕事をしようと 近くの席へ向かうわたし。
するとそこには、 まだ合わせる顔もできていない相手が座っていた。
ほまれ
ほまれ
ほまれ
わたしはその状況に、ちょっとラッキーと 思いつつ隣に座った。
ほまれ
ゆとり
ゆとり
ほまれ
ゆとり
しれっとそんなことを言うゆとりさんは、 寝ぼけていて…なんだかぽやぽやしている。
ゆとり
ほまれ
ほまれ
ゆとり
寝起きのゆとりさんは、なんだか可愛げがある。
ほまれ
ほまれさんの提案で居酒屋に場所を替え、 二人でお酒を頼んだところ。
ゆとり
ほまれ
ゆとり
ゆとり
ほまれ
ほまれさんはグラスに口をつけ、 一息ついてから続けた。
ほまれ
ほまれ
ほまれ
ゆとり
ほまれ
ゆとり
ゆとり
ゆとり
ほまれ
ほまれ
ゆとり
ほまれ
ほまれ
ゆとり
ほまれ
困ったようにこちらを見つめる ほまれさんが可愛かったので、もちろんですと答えた。
ゆとり
ほまれ
ほまれ
ゆとり
ほまれ
ほまれ
ゆとり
ゆとり
ほまれ
ゆとり
ほまれ
ゆとり
ほまれ
ほまれ
ほまれ
ゆとり
ほまれ
ゆとり
ほまれ
ほまれ
彼氏。 その響きがボクにとって聞きなれなく、心地の良いもの だったかどうかはほまれさんには教えない。
ゆとり
こうして、ボクが少しうとうとし始めていた時。
ほまれ
ゆとり
ほまれ
…お陰で完全に目が覚めてしまう。 でも悪い気はしていない。
ほまれ
そう言ってほまれさんはボクの頬に手をかけ、 距離を縮めた。
ゆとり
ほまれ
ほまれ
こうして、今夜は連絡先だけ交換して、 しっかり寝ることになった。