そして、
そして俺らは走り出した。
春千夜
琉叶
額に滲む汗、
琉叶
途中で君は眼鏡を落としたけれど、
今の僕らにはどうでも良かった、
春千夜
琉叶
俺らは所詮世間からのあぶられ者。
そんな俺らの小さな逃避行。
春千夜
琉叶
琉叶
琉叶
琉叶
琉叶
琉叶
琉叶
真剣な眼差しで君は聞いてきた。
春千夜
春千夜
春千夜
春千夜
春千夜
春千夜
春千夜
春千夜
春千夜
琉叶
春千夜
春千夜
琉叶
春千夜
琉叶
琉叶
春千夜
時々休憩を挟みながら、 俺らは走り続けた。
琉叶
春千夜
春千夜
琉叶
そう君は笑う、
春千夜
その時俺らの気持ちを急かすように 蝉の群れが鳴いた。
春千夜
琉叶
持ってきた水も無くなり 視界が揺らぐ。
警察
警察
迫り狂う、 鬼の怒号が近くから聞こえる。
琉叶
春千夜
何もかも馬鹿らしくて笑えて来た時。
琉叶
春千夜
君は鞄から、... ナイフを取り出した。
琉叶
琉叶
琉叶
琉叶
琉叶
君は静かに刃物を首にあてる、
春千夜
春千夜
春千夜
琉叶
琉叶
君は大粒の涙を零した。
琉叶
"死ぬのは私一人でいいよ"
琉叶
琉叶
そして、君は
首を切った。
春千夜
飛び散って飛散した血。
君はもうピクリとも動かなかった、
春千夜
春千夜
声が枯れるほど叫んだ、 叫んでも叫んでも、っ 君は動かない、
警察
俺は警官に腕を掴まれる、
春千夜
どんなに我慢しようとも、 涙は止まらない、
...
ありもしない事を願ってしまうッ、
もし...
もしこれが映画の中なのならッ、...
春千夜
琉叶
君は生き返ってくれるのだろうか、...
春千夜
もしこれが白昼夢のようなものならばっ
警察
気づけば俺は捕まっていて、
それから時が過ぎるのは早かった。
トントン拍子で、
俺は少年院に入れられた。
春千夜
数ヶ月が経過し、
警察
春千夜
警察
春千夜
春千夜
学校に復帰した頃には 噂はたちまち広がっていた。
中には俺が琉叶を 殺したという噂もあった。
モブ
モブ
モブ
春千夜
そんな当たり前の、 クソ喰らえの毎日に戻った。
春千夜
なのにッ、...
春千夜
なんでお前だけ居ねぇんだよッ、...
見つからない。
どこにもいないッ、、、
春千夜
年が経過して 季節は夏
あのことがあってから、っ
ただ暑いだけの日々が過ぎていった。
春千夜
春千夜
春千夜
春千夜
俺はいつもあの夏を思い出すッ、
頭がッ....
お前の笑顔で飽和しているっ、...
春千夜
最後に君が言っていた言葉
春千夜
琉叶
琉叶
春千夜
春千夜
もういいよ。
春千夜
春千夜
春千夜
いつまでも、っ 君の笑顔が、
あの夏が飽和しているっ、...
春千夜
もっともっと君に 伝えたいことがあった、
春千夜
春千夜
ずっとずっと、... 愛してるからっ、
春千夜
春千夜
春千夜
春千夜
春千夜
春千夜
春千夜
「いいえ。」
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