コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
9月1日、金曜日
41日間の夏休みが終わり、将風達は幼稚園へと登園する
Ep.22 すうあ先生の日常
古寺 将風
四宮 祐希
鏡狂 花
古寺 将風
園児達が各々挨拶していると、先生であるすうあが入ってくる
吹雨希 すうあ
四宮 祐希
清本 來
知花 凜音
吹雨希 すうあ
すうあが教室を見渡し、絋を探していると、勢いよく扉が開く
バーン!
松澤 絋
松澤 美結
松澤 美結
松澤 絋
松澤 美結
吹雨希 すうあ
松澤 美結
吹雨希 すうあ
美結は忙しそうに幼稚園から去っていく
四宮 祐希
松澤 絋
清本 來
園児達がザワザワ話していると、パンパンと手を鳴らす音が聞こえる
吹雨希 すうあ
すうあの呼びかけに子供たちは元気よく返事をする
は〜い!
吹雨希 すうあ
吹雨希 すうあ
すうあの掛け声と同時に子供達は元気に校庭へ行く
知花 凜音
知花 凜叶
知花 凜音
松澤 絋
王城 姫恋
守森 四葉
各々が自由に遊ぶ中、将風はすうあに近付く
古寺 将風
吹雨希 すうあ
古寺 将風
古寺 将風
吹雨希 すうあ
古寺 将風
古寺 将風
吹雨希 すうあ
古寺 将風
吹雨希 すうあ
古寺 将風
古寺 将風
吹雨希 すうあ
古寺 将風
吹雨希 すうあ
将風とすうあが話していると、校庭から声が聞こえる
四宮 祐希
四宮 祐希
古寺 将風
すうあは、祐希の元へ向かう将風の背中を見ながら考えていた
吹雨希 すうあ
吹雨希 すうあ
吹雨希 すうあ
吹雨希 すうあ
せんせーさよーなら!
みなさんさよーなら!
またあした!
王城父
吹雨希 すうあ
吹雨希 すうあ
王城父
王城父
吹雨希 すうあ
王城父
王城 姫恋
王城 姫恋
吹雨希 すうあ
ガラガラガラ
姫恋親子を見送ると、教室の扉が開く
松澤 美結
四宮 アスカ
吹雨希 すうあ
吹雨希 すうあ
吹雨希 すうあ
四宮 祐希
松澤 絋
2人はそれぞれの母親に駆け寄る
松澤 美結
松澤 絋
四宮 祐希
四宮 祐希
四宮 アスカ
四宮 アスカ
松澤 美結
松澤 美結
松澤 絋
松澤 美結
松澤 美結
四宮 祐希
松澤 絋
四宮 アスカ
松澤 絋
松澤 美結
松澤 美結
松澤 美結
四宮 アスカ
吹雨希 すうあ
吹雨希 すうあ
松澤 美結
四宮 アスカ
松澤 絋
四宮 祐希
吹雨希 すうあ
そうしてすうあは全ての園児を見送ると、机に向かい、書類を作成し始める
吹雨希 すうあ
吹雨希 すうあ
吹雨希 すうあ
吹雨希 すうあ
すうあは過去の記憶を遡った
幼稚園
この頃の私は、運動会含め行事とは、ただやらなきゃいけない事として捉えていました
そして、卒園前のお遊戯会で言われたんです
苗穂 すうあ(過去)
苗穂 すうあ(過去)
苗穂 すうあ(過去)
自覚はありませんでした
でも、この頃から、表情には気をつけるようになったんです
小学生低学年
幼稚園の頃の指摘から、常に笑顔でいるよう気をつけていました
ただ、やはりこれもダメだったようなのです
苗穂 すうあ(過去)
苗穂 すうあ(過去)
この切り出され方はこう返すべきだ、とだんだん学んでいきました
でも、本当は、さびしいというのがどういう感情かは、よくわかっていませんでした
苗穂 すうあ(過去)
常にニコニコしているのはダメなんだ、と
この時学びました
小学生高学年
ある日、たまたま聞いてしまったんです
苗穂 すうあ(過去)
この時は一瞬、頭がクラっとしました
ただ、これがなんという感情を示しているのかは、わかりませんでした
苗穂 すうあ(過去)
私は、気持ちの込め方を学ぶために、小中高一貫だった学園を変えて、演劇部がある学校に行きました
中学生
調べたり、本を読んだりしながら、気持ちごとの演技を学んでいました
学年が上がり、舞台に出させてもらう機会も増えてきた頃、また、それは起きました
苗穂 すうあ(過去)
その時、私は何もかもを諦めました
もう、私に人の気持ちを理解することなんてできないんだ
一生、誰かに陰口を叩かれたりしながら生きるんだ、と
それから、部活はもう辞め、高校は家から近かったため、小学校と同じ学園に通うことにしました
高校生
入学してから、突然会ったんです
吹闇 菜乃羽(過去)
苗穂 すうあ(過去)
突然呼びかけられ、振り返りました
苗穂 すうあ(過去)
そこに居たのは、小学生の時話していた菜乃羽でした
吹闇 菜乃羽(過去)
吹闇 菜乃羽(過去)
苗穂 すうあ(過去)
その日から、私は菜乃羽と一緒に行動するようになりました
そんなある日、菜乃羽が酷く落ち込んだ様子で登校してきたんです
吹闇 菜乃羽(過去)
吹闇 菜乃羽(過去)
吹闇 菜乃羽(過去)
吹闇 菜乃羽(過去)
菜乃羽と話していた人が離れてから、私も菜乃羽に近付いて挨拶をしました
苗穂 すうあ(過去)
吹闇 菜乃羽(過去)
菜乃羽はいつもの調子ではなかったですが、なんて声をかけるべきなのかがわからず、特に何も言わずにいました
そしてこの日を境に、菜乃羽は元気が無いままになっていました
それからしばらく経ったある日、菜乃羽がポツリと言いました
吹闇 菜乃羽(過去)
苗穂 すうあ(過去)
苗穂 すうあ(過去)
吹闇 菜乃羽(過去)
しばらく、沈黙が流れました
そして、菜乃羽が口を開きます
吹闇 菜乃羽(過去)
吹闇 菜乃羽(過去)
吹闇 菜乃羽(過去)
吹闇 菜乃羽(過去)
苗穂 すうあ(過去)
苗穂 すうあ(過去)
菜乃羽が大事なことを言ってくれたから、私も言うべきかなと、何となく思いました
苗穂 すうあ(過去)
吹闇 菜乃羽(過去)
苗穂 すうあ(過去)
苗穂 すうあ(過去)
苗穂 すうあ(過去)
苗穂 すうあ(過去)
吹闇 菜乃羽(過去)
苗穂 すうあ(過去)
苗穂 すうあ(過去)
吹闇 菜乃羽(過去)
菜乃羽はしばらく考えたあと、言いました
吹闇 菜乃羽(過去)
苗穂 すうあ(過去)
吹闇 菜乃羽(過去)
吹闇 菜乃羽(過去)
苗穂 すうあ(過去)
吹闇 菜乃羽(過去)
苗穂 すうあ(過去)
吹闇 菜乃羽(過去)
吹闇 菜乃羽(過去)
菜乃羽は跪いて、手を差し出しながら、悪戯っぽい笑顔を浮かべて言った
苗穂 すうあ(過去)
苗穂 すうあ(過去)
それから、菜乃羽と一緒に小説を読んだり、人を観察したりして、“気持ち”を教えてもらいました
そこからまた1年以上が経って、悠穂くんと付き合うようになってから起きた事故
それをきっかけに私は、自分の気持ちというものを初めて知りました
それからは、毎日がとても楽しくて、のんに教えてもらった気持ちを実感できるのが嬉しくて、幸せでした
そしてさらに1年近く経って
進路を考える時期に差し当たり、私は思ったのです
苗穂 すうあ(過去)
苗穂 すうあ(過去)
そんな想いから、私は気持ちがわからないことに気付いたきっかけとなった幼稚園児の世話をしたいと思い、この道に進みました
吹雨希 すうあ
吹雨希 すうあ
すうあは伸びをしながら時計を確認する
吹雨希 すうあ
吹雨希 すうあ
吹雨希 すうあ
すうあは書類やパソコンを片付け、家へと帰る
吹雨希 すうあ
吹雨希 悠穂
吹雨希 悠穂
吹雨希 ゆう
吹雨希 すうあ
吹雨希 すうあ
吹雨希 すうあ