すたーと!! 👏🏻
橙
ベッドに横になり、蒼のマフラーに顔を埋める。
橙
子供染みた言い方すればお日様のような匂い。 温かくて安心する。 でも─────
橙
この香り、知ってる。 あいつの香り……いつも蒼を見てるあいつの。
兄弟だから仲がいいのは仕方がない。 登下校が一緒なのもどうにもならへん。
でもクラスにまできて俺から奪っていくのは許せへん。 今日だって…………あいつら何しとったんや。
橙
あいつら何かあるんか? いや、兄弟やしそもそも男同士やろ。 って自分はどないやねんってw あぁーもう考えても埒あかんわ!!!
橙
蒼の匂いをおかずにしてモノを弄る。 ごめんな、 優しさで貸してくれたのにこんなんに使って
橙
俺もそろそろ限界や。 あの笑顔が大好きで、あの柔くて華奢な体を抱きたくて。 蒼の全部俺だけのもんにしたい。
橙
蒼
橙
桃
桃──────
橙
桃
橙
桃
こいつ………わざわざそれを言いに。
蒼
桃
あの目といい、昨日の挑発的な顔といい、 俺が蒼を好きなのはバレバレってことか。 なら遠慮する必要もねぇよな。
橙
蒼
橙
蒼
可愛い!なんでこんなに可愛いんや! ホンマに男なんか?俺と同じ生物だとは思えへん!
3限目体育、蒼の姿がさっきから見当たらへんねん。 もうすぐチャイムなるってのにどこいっとるんや。
蒼
橙
蒼
明らかに様子がおかしい。何か隠してるんか? 背が高い俺の位置から蒼を見下ろすと立てたジャージ襟元からなんやこれ…………赤い…………
橙
蒼
暴れる手を押さえつけ、襟を引き開ける。 これ─────
橙
蒼
橙
蒼
それ以外におるんか?おらんやろ? おるならそっちの方が俺にとってはありがたいけど。 でも、こんな……桃しか考えられへんねん!
橙
蒼
橙
蒼
何度聞いても頑なに否定してくる。 俺の思い過ごし…本当に何もないんやろか?
橙
そう言ったときの蒼の顔、そりゃあかんわ。 泣きそうやないか………
♡↑60 👋🏻👋🏻
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