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純 菜
純 菜
純 菜
私は親しい友達を 持ったことがない.
本が友達、のような そんな奴だった.
でも、高3になって その日常が一変した.
ある後輩のおかげで.
山口先生
山口先生
山口先生
山口先生
山口先生
山口先生
楽しむことなんて、 ひとつもないのに、 この先生は何を言っているんだろ.
私には分からない.
クラスの人
山口先生
クラスの人
この空間が何より私に重い.
純 菜
そんな時、 クラスの人が喋りかけてくれた.
蘭
前も同じクラスだった 蘭さんが喋りかけてくれた.
純 菜
蘭
蘭
純 菜
初めて、 遊びに誘われた.
嬉しい気もする、 でも嫌な予感も少しする.
純 菜
純 菜
蘭
蘭
純 菜
蘭
純 菜
勢いに乗って 返事をしてしまった.
楽しみ、だな.
こんな事初めての私は 心臓の音が鳴り止まない.
どんな服で行こうかな.
どんな事を喋るかな.
そんなことを考えていると、 あっという間に授業が終わっていた.
純 菜
楽しみすぎて、集合時間よりも 30分早く来てしまった.
そんなこんなで待っていた.
純 菜
約束していた時間から 30分経過していた.
純 菜
純 菜
私は2時間以上待っていた.
でも、あの子たちは来なかった.
純 菜
純 菜
すると、蘭さんの声が聞こえた.
蘭
蘭
蘭さんは笑っていた.
純 菜
蘭
純 菜
その時私は、悟った.
蘭
蘭
この人たちは、私のことを
"おもちゃ"としてしか 見ていないんだと.
泣きそうになる心情を 抑え私は帰ろうとした.
でも、
蘭
あぁ、もう本当に、 生きるのが辛くなる.
純 菜
そんな時、同じ学校の男の子が 喋りかけてきた.
蘭
蘭
蘭
蘭
助けて欲しい. 助けて.
でも、こんな事言える訳もなく、 涙をこらえていた.
でも、そんな時
と私に指を指した.
話したこともない人…. 何のために私を.
でも、そんな事今はどうでもいい、 助けて.
蘭
蘭
純 菜
助けてくれないのか、 と思った瞬間.
私の手を引っ張り走り出した.
純 菜
蘭
そんな声も今はどうでも良く、 彼が私の手を引っ張る その姿を見て思わず "かっこいい"と口から零れそうになった.