TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

故旧忘れ得べき

一覧ページ

「故旧忘れ得べき」のメインビジュアル

故旧忘れ得べき

55 - 裏切りと____

♥

30

2024年07月15日

シェアするシェアする
報告する

今回は

えぇと

ほっこり回が続いたのでね

ちょいシリアス回です

それではどうぞ!

太宰

高見〜

高見

なんだい太宰

太宰

私これから出かけるのだけど高見も来るぅ〜?

太宰

来るよねぇ〜!はいれっつごー!

高見

...強制......

太宰

ふふふっ♪

高見

何しに来たんだい?

太宰

一寸ね〜♪

太宰

高見はここで待っていて!

高見

はいはい

高見

.........

条野

高見君ですね

高見

ん?

高見

君は猟犬の......

条野

条野採菊です

条野

一緒に来て貰えますか?

高見

生憎今は連れと来ていてね

高見

ナンパかい?

条野

ははっ違いますよ

条野

元ポートマフィア幹部“太宰治”について話があります。

高見

......成程そう来たか

条野

着いて来る気になりました?

高見

その前に少しいいかな

条野

どうぞ

高見

...............よし、

高見

さて、行こうか

条野

何方に連絡を?

高見

君の言う犯罪者にさ

条野

それはそれは

高見

飛んで来ると思うから急ごうか

条野

えぇ、そうしましょう

条野

さてと、先ず何から吐いて貰いましょうか

高見

その前に少しいいかな

条野

なんでしょう?

高見

何故太宰を直接逮捕せずに俺を尋問にかけるんだい?

条野

そんな事ですか

条野

貴方なら分かるでしょうに

高見

.........

高見

敵を欺くには味方から...?

条野

その通りです

条野

太宰治を逮捕するにはそれなりの証拠が必要でしてね

高見

猟犬ならそんなの簡単に手に入るだろう?

条野

えぇ、何ともありませんよ

条野

然し、それで太宰治を捕縛出来たとしてもあの太宰治ですからね

高見

歴代最年少幹部の名は伊達じゃ無い......と?

条野

それは貴方もでしょう?

条野

元ポートマフィアの“唯一の弱点”

高見

俺がポートマフィアの弱点?

高見

はっ笑そんな大層なものになった覚えはないよ

条野

そうですか?

条野

貴方が少しでも傷つけばポートマフィアは飛んで助けに行く...と聞いたのですが?

高見

へぇ?

高見

でももう俺はポートマフィアの人間じゃあない

高見

探偵社員だよ

条野

ですから協力していただきたいのですよ

高見

太宰をムルソーに送るためにかい?

条野

えぇ

条野

貴方が“コチラ側”に付けば我々は敵無しになる

高見

それを利用して探偵社もポートマフィアも手の内に......って訳かい?

条野

その通りです

高見

ふふ...

高見

其れは君個人の計画かな?それとも猟犬での決定事項?

条野

さぁ、どうでしょう

高見

面白いねぇ......でも_

高見

俺がそう簡単になびくとでも?

条野

っ、!

条野

はは...凄い殺気だ......

高見

帰らせてもらうよ

高見

ここにいる意味なんて俺には無いからね

条野

探偵社がどうなろうと?

高見

高見

探偵社が...?

条野

考えなかったのですか?

条野

私達は猟犬

条野

探偵社が敵対するには難しい相手です

高見

.........

条野

我々に協力しないのなら手始めに...そうですね

条野

探偵社員の誰か1人殺しましょう

高見

っ......

条野

貴方がこちらに協力すれば...

条野

探偵社の安全は保証致します

高見

はは...悪趣味な奴

条野

それが私の長所ですので

高見

.........わかった

高見

太宰をムルソーに送るまでだ

条野

十分です

条野

その後はあなたも探偵社も解放しますよ

高見

俺はムルソーに入れないのかい?

条野

えぇ

条野

協力して頂ければもう用はございませんのでね

高見

そう、成程ね

条野

では、良い報告をお待ちしております

条野

貴方なら自分がどう動けば良いのかも分かるでしょうし

高見

...............チッ

太宰

あぁー!!高見!!

高見

あれ、太宰

太宰

あれ、じゃないよ!!

太宰

なんで急にいなくなったの!?

高見

あ〜

高見

一寸ナンパされちゃってね

太宰

ナンパぁ!?

高見

そうそう

高見

それで少し

太宰

ついて行ったってこと?!

太宰

私にメッセージ一つだけ残して!?

高見

ごめんね

太宰

むぅ

太宰

まぁいいけど...っ!

高見

ふふ、ありがとう太宰

太宰

もぅ!高見だから許すんだからね!

太宰

中也がやってたら2回殴って5発撃ってるから!

高見

そうだねぇ

太宰

高見ぃ!!

高見

あはは

高見

所で太宰仕事は?

太宰

ヴッ

太宰

こ、これからする所だったのだよォ......

高見

そう

高見

それじゃあ一寸付き合ってくれない?

太宰

え?

高見

仕事は後で手伝ってあげるから

太宰

本当!

太宰

どこに付き合えばいいんだい?

高見

どこっていうか...ここ?

太宰

......ん??

太宰

どういうこと?

高見

......俺と...

太宰

へッ?!//

高見

ダメ...かな?

太宰

いや、いやいやいやいや一寸待って

高見

.........っ

太宰

いや駄目とは言ってないからそんな顔しないで...?

高見

嗚呼...

太宰

高見...急にどうしたんだい?

高見

そろそろ俺も見を固めようかな...と思ってね...?それで...その......

太宰

うん、......っ、うん

太宰

あのね高見...すっごく嬉しいよ

太宰

高見...本当にいいの?

高見

太宰がいいんだ...

太宰

〜〜〜ッッ

太宰

わかった...絶対に大切にするよ

太宰

本当に嬉しい...ありがとう高見っ

高見

うん...俺も嬉しいよ太宰...

太宰

大切にする...約束だよ...

高見

...っ、うん

高見

.........ごめんね太宰

太宰

.........わかってるよ...

高見

ごめん...っだざ...ッ

太宰

いいよ...君のせいじゃない

高見

...ッ

太宰

ねぇ、私が帰ってきたら本当に付き合ってくれる?

高見

あぁ...っ、勿論だよ

太宰

...ありがとう高見

高見

俺は太宰を売るなんて出来なかったみたいだよ...悪いね猟犬

太宰

.........

太宰

少しだけ待っててくれるかい?

高見

君が帰ってくるまでいくらでも待つよ...ごめんね太宰

太宰

もう謝らないで呉給えよ

太宰

そんなの高見らしくないじゃないか

高見

ふふ、そうだね...っ

高見

ごめん

太宰

だから謝らないでって

太宰

行こう高見

高見

......うん

高見

やぁ条野

条野

高見君

条野

良かったですきちんと仕事をしてくれて

太宰

君だねぇ

太宰

うちの高見を誑かしたのか

条野

人聞きの悪い

条野

ただ少し協力して頂いただけですよ

高見

.........

高見

それじゃあもう手は出さないでね条野

条野

えぇ、約束通り探偵社には手を出しませんよ

太宰

矢張りそういうことを言っていたのだねぇ

太宰

こりゃお手上げだ

高見

太宰、ムルソーで楽しく過ごすんだよ

太宰

言われなくても

条野

それじゃあ行きましょうか

高見

...待ってるよ

太宰

すぐ戻るよ

高見

............

太宰さんが捕まったって本当ですか!?

高見

...嗚呼

どうして......

高見

...俺が仕組んだからね

え、?

高見

探偵社か太宰か選べと言われたら、君はどちらを選ぶ?

それは.........っ、僕には無理です

高見

そう...

高見

俺は探偵社を選んだ

え?

高見

.........そういうことだよ

高見

それじゃあ一寸出てくるね

あ、はい......

......高見さん...

乱歩

僕の負けだなぁ

うわっ!?

乱歩

失礼だね君

す、すみません

乱歩

高見と太宰は恋仲になったようだね

えぇ?!

乱歩

はぁあ!

乱歩

ま、最初からわかってたけど

乱歩

.........泣かせたら殺すよ太宰

こわ...

乱歩

ん?

なんでもありませんッッ!

高見

.........

フョードル

貴方から来てくれるなんて嬉しい限りですね

フョードル

高見君

高見

やぁフョードル

フョードル

太宰君はムルソーへ?

高見

そうだよ

高見

でも出してあげようと思うんだ

フョードル

高見君は優しいですね

フョードル

それで?僕になにか御用でしょうか

高見

手を組んでくれないかな

フョードル

太宰君を脱獄させるためにですか?

フョードル

僕が?冗談でしょう

高見

それが大真面目なのだよね

高見

協力してくれたら...

フョードル

してくれたらなんですか?

フョードル

僕と恋仲にでもなってくれます?

高見

褒めてあげるよ

フョードル

褒め...っ

フョードル

予想の斜め上ですね...

フョードル

それだけですか?

高見

それだけ

高見

でも君はやってくれるのだろう?

高見

優しい君なら

フョードル

っ、ははは

フョードル

貴方には敵いませんね

フョードル

いいですよ、やりましょう

高見

ふふ、ありがとうフョードル

フョードル

それで、作戦はあるんですか?

高見

作戦なんてなくても君達ならやれるだろう?

フョードル

そうですねぇ

フョードル

やって見せましょうか

高見

期待してるよ

高見

......本当にありがとう

フョードル

いいえ、貴方の役に立てるのなら...僕はなんだってやりますよ

高見

うん、ありがとう

太宰

あーあ、暇だなぁ

太宰

ねー!暇なのだけどー!!

太宰

返事なんて来ないよねぇ

太宰

.........はぁ

太宰

さて...これからどうするか、

ヒュンッ

太宰

あッッ?!

太宰

い"ッッ?!

太宰

なんか既視感があるのだけれど...真逆ね......

フョードル

其の真逆ですよ

太宰

ゲッ!ドストエフスキー...

ニコライ

はははー!

ニコライ

2度目の底抜けマジックだねぇ!!

太宰

ゴーゴリ......

高見

いやぁ助かったよ2人とも

太宰

っ!高見!?

高見

やぁ、久しぶり

太宰

ひっさしぶりぃー!!

フョードル

3日ぶりでしょう

ニコライ

わぁ、そんなに経ってなーい

太宰

会いたかったよ高見ぃ!

高見

ごめんねぇ待たせて

高見

ありがとうニコライ

ニコライ

このくらいお易い御用さぁ!

ニコライ

さ、帰りも送ろうかな?

高見

頼むよ

フョードル

僕も感謝されていいと思うのですが???

高見

ふふ、そうだねぇ

高見

ありがとうフョードル

フョードル

ふふ、

太宰

一寸一寸〜?

太宰

恋人の前で堂々と浮気かい?高見

高見

誰が恋人?

太宰

わっ!たっ!しっ!!

太宰

死ぬまで一緒と誓った仲じゃあないか!

高見

そんな事は言っていないね

侵入者だ!!

捕らえろ!!

ニコライ

おっと危ないよぉ!お二人さん

フョードル

僕はお先に失礼しますね

高見

行こうか

太宰

そうだね

ニコライ

ふふふ

ニコライ

それじゃぁ!!

ニコライ

とうちゃーく!

高見

酔いそうだよ

太宰

私も吐きそう......

ニコライ

沢山ループしたからねー!

ニコライ

それじゃあ私もこれで失礼するよ!

ニコライ

またねー高見ー!

高見

嗚呼

高見

また御礼はするよ

ニコライ

わぁい!楽しみにしてるよー!

太宰

まるで嵐の様だねぇ

高見

そうだね

太宰

...高見

高見

なんだい?

太宰

ありがとう

太宰

助けに来てくれて

高見

当たり前じゃないか

高見

恋人なんだろう?

太宰

っ!!

太宰

本当にいいの?

高見

何回聞くのさ笑

高見

俺がいいって言ってるのだから、いいに決まっているだろう?

太宰

......ふふ

高見

今の笑う所かい?

太宰

いや、んふふ

高見

矢っ張り太宰は可笑しいね

太宰

どうしてッッ?!

高見

冗談だよ

太宰

さて、帰ろうかハニー

高見

はは気持ち悪いな

太宰

酷い!!

高見

...行こうかダーリン

太宰

あははっ!似合わないねぇ!笑

高見

そうだねぇ

高見さんおかえりなさ...太宰さんっ?!

太宰

やぁ、心配かけたね

乱歩

それほど心配してないよ

太宰

悲しいッッ!!

高見

はははっ

高見

探偵社らしくていいじゃあないか

太宰

それもそうか

乱歩

で?恋仲になったんでしょ?

太宰

わかります?

乱歩

嫌なくらいね

高見

乱歩君も好きだけどね俺

太宰

浮気ッッ?!

高見

いや違くてだね

乱歩

何時でもこっちに来ていいからね高見

乱歩

太宰が嫌になったら僕と付き合おう

高見

そうですね

高見

太宰に泣かされたら其方に行こうかな

太宰

嘘でしょぉ?!

えっとぉ...

国木田

やっと帰ったか太宰

太宰

やぁ国木田くん久しぶり〜

国木田

さっさと仕事をしろ

太宰

帰って早々酷くない、?

高見

溜まってる仕事は全部デスクの上にあるよ

太宰

えぇ〜

太宰

一寸自殺してこようかな

高見

俺を置いて逝くのかい?

乱歩

こっち来る?

高見

そうしようかな

太宰

自殺は今後一切いたしません

高見

助かるよ

高見

これで仕事も捗るね

太宰

ぐぅッ

あはは...

高見

.........好きだよ

太宰

っ!!

太宰

私も大好きだよぉ!!

高見

...やっぱ嫌い

太宰

なんでぇっ?!

この作品はいかがでしたか?

30

コメント

4

ユーザー

LOVE

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚