藤 原 家 の 日 常 ．

大吾side

今日は駿の誕生日。 平日やけどみんな早く帰ってきてる。

平日なんに？って思うかもしれんけど、 これは我が家のルールで... 兄弟の誕生日は当日に祝おうって決めてる。

駿とか俺の体調が良ければ、やけど...（笑）

早く帰ってこいとは言ってへんけど みんな何故か早く帰ってる（笑）

誉められたいんやな（笑） めっちゃ可愛ええな、

でも俺には冷たい（涙） なんでなん...？

丈にぃが台所から出てきた。

そう言って歩き出したとき...

ｸﾞﾗｯ...

突然目眩がした。 俺は貧血気味のときがようあるで、 目眩には慣れてるんやけど...

経験したことがないぐらい視界が揺れて...

ﾊﾞﾀﾝ！

俺はその場で倒れてしまった。 みんなが俺の名前を呼んでる。

でも...その声も良く分からんくなってきた。 手を握られたけど、握り返す力がない。

頭が痛くなってきた。 助けて、そう言ったけど自分の声が 頭に響いてガンガンする。

...やばい。 だんだん意識が遠なってきた。

駿、謙杜、みんな...ごめん、ごめんなさい..........。

俺は意識を手放した。