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本当に好きな人。

第3話 - Episode 3

1,780

2025年04月20日

#BL

#創作BL

#一次創作

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👻

《 Episode 3 》

蒼太

はぁ…………

廉が浮気をしていたこと──

優希が告白してくれたこと──

色々ありすぎて、頭の中がいっぱいだった。

ふとスマホを見てみると、廉からのメッセージが何件かあった。

廉

不在着信

廉

不在着信

廉

俺は蒼太だけを想ってる。

廉

直接会って話したい。

廉

もし見てくれたら、
返事してほしい。

蒼太

廉………

廉はあんな事をしたのに、

心のどこかで「会いたい」と思ってしまった。

─ 翌朝学校 ─

廉

あ、蒼太

蒼太

廉、おはよう

廉

……ちょっと来て

そのまま廉に連れられて、教室を出ていく──

蒼太

ちょっと…！

急いで、俺の手を掴んでいる廉の手を振り払う。

廉

蒼太、本当にごめん

廉

誤解させる様なことした。

蒼太

誤解って…浮気じゃないの？

廉

あれはただの仲のいい友達。

廉

付き合ってるとかそんなんじゃない。

蒼太

でも…手繋いでたんだよ？

蒼太

それに、最近ずっと俺に冷たくて………

廉

それは、すまん。

廉

もうあいつとは関わらない。

廉

だから…許して欲しい

廉を許してしまいたくなった。

なんでだろうと考えた時に、答えは一つしかなかった。

廉のことが、まだ "好き" だったんだ。

蒼太

…わかっ──

優希

おいｯ…！！

廉

優希…なんでここに…

優希

ってか…何しようとしてんだよ

廉

お前に関係ねえだろ

優希

…ｯ

優希

有り得ねえよｯ….!!

優希

散々傷つけといて、
別れそうになったらこれか。

優希

ふざけんのもいい加減に──

蒼太

ごめん、優希………！

蒼太

俺は、廉を信じたいから………

優希

ｯ…………

今の発言で優希にどう思われているか怖くて、急いでその場から逃げてしまった。

─ 放課後 ─

蒼太

廉、今日は一緒に帰れる…？

廉

悪い、部活だ

廉

明日ならオフだからさ。

蒼太

うん…分かった！

蒼太

部活頑張ってね、応援してる。

廉

ああ、蒼太のおかげでもっと頑張れる

廉

ありがとう

蒼太

へへっ…///

廉はいつもよりとっっっっても優しかった。

帰り道は一人だったのに………全然寂しくなかった。

蒼太

明日、何してもらおうかな

そう考えていると、目の前に居た優希を見つけた。

蒼太

優希！

優希

蒼太………

蒼太

あの、ごめん

優希

謝んなって笑
蒼太が決めたことだもん。

蒼太

だって…優希………

優希

昨日のことは忘れていい！

蒼太

え、なんでｯ……？

優希

………じゃあな！

蒼太

待って！まだ優希に──

優希はそのまま走って行ってしまった。

─ 翌日学校 ─

蒼太

あｯ…優希！おはよう

優希

おはよ！

蒼太

えっと、あのさ！

蒼太

今週の土曜に──

優希

悪い、俺今先生に呼び出されてて

優希

また後でな！

蒼太

あ、分かった！

─ 教室 ─

廉

蒼太、おはよ

廉

今日来るの遅いじゃん。

蒼太

友達に用事あったから！

廉

ふ〜ん…………

廉

友達って、優希のこと？

蒼太

そう！でもあんま話せなくて…

廉

……あいつとはもう関わんな。

蒼太

え………なんで？

廉

あいつ、蒼太のこと好きだろ

蒼太

ｯ……!?

廉

ほら、図星じゃん。

蒼太

でも、友達として接する分には…

廉

あんな事した俺が言えることじゃねえけど…

廉

好きな人取られたくない。

廉がそんな事を言ってくれたのは嬉しかった。

けど、優希と関わらなくなるなんて想像出来なかった。

─ 昼休み ─

優希

あ、蒼太！！

優希の声がした。

「話したい」って思ったけど、廉の言葉を思い出してしまう。

優希

さっきはごめん。
朝から呼び出しくらって…

蒼太

ああ、うん…大丈夫！

優希

それで、何か用あった？

蒼太

えっと、今度の土曜なんだけど

蒼太

一緒に遊びにいきたいなって！

優希

いや、廉がいるだろ！笑

蒼太

俺は優希と──

廉

おい、蒼太

蒼太

廉…！

廉

……話すなって言っただろ

蒼太

えっと…………

優希

ごめん、俺が話しかけたんだ！

優希

優希、嫌がってたよな。悪い

廉

…………もうやめろよ。

そう言って廉はどこかへ行ってしまった。

蒼太

あの、優希…ごめん

優希

大丈夫、気にすんな！

優希

俺なんか誘うより恋人優先してやれよ！笑

優希

それに、俺に無理して関わる必要ない

優希

蒼太が辛い思いするだけだから

蒼太

でも……

優希

俺が告ったこと気にしてんの？

蒼太

………ｯ…!!

優希

やっぱそうだよな。

優希

……俺の事はもう忘れて。

蒼太

それは嫌だ…！！

廉

おい、まだ喋ってたのかよ

廉

お前は二度と蒼太に関わんな。

優希

………わかった。

優希はとても暗い顔で教室に戻って行った。

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急ぎすぎて雑になりました😭

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まじ最高だ🥹💗 また次の投稿も楽しみにして待ってます!!!!( *´꒳`* )

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