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ぁ″ぁ″あ″ぁ″!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ありがとうございます!!!!!!!!!!!!!!!! 太宰と中也の再開シーンとてもッ!!!! 見たかったぁぁあぁ!!!!!!!!!!!!!!( ´ཫ` ) 特に、中也の告白でどっちも照れてる ………………!!!!!!!!!!(◜~◝⸝⸝) 今まで見てきた中で1番好き!!!!!!!!
中也
そう呟いた時だった。
窓の外にチラリと見えた人影を 認識するより早く
いきなり窓が開かれた。
いつもなら敵の奇襲を予測して すぐに体制を整えるところだが
人より少し鼻の効く中也は
カーテンをなびかせる風に乗って 懐かしい匂いを感じた。
それは一年前の今日嗅いだきりの 匂いだったが
それが誰の匂いで 今そこに誰が居るのか
中也に分からない筈が無かった。
中也
小さく呟いた言葉は風に かき消された。
背の高い影がゆっくりと動き出す。
酔った頭が冴えてきて
グラグラと歪んだ周りの景色が ハッキリしてくると
太宰はもう目の前まで来ていた。
その顔は何故か赤くて
右手には耳に当てた携帯を 握っている。
中也
中也
中也
太宰
中也
中也
中也
中也
中也
中也
中也
やっと気付いた、死にたくなる程 恥ずかしい事実に
みるみる顔が赤く染まっていく。
太宰
太宰
太宰
そう言った太宰は、腕でで赤くなった顔を隠すようにしながら
視線を反らしている。
中也
中也
中也
中也
中也
中也
中也
中也
俯いた中也は何も言えず、二人の間に沈黙が流れる
グッ─
中也
突然腕を掴まれた中也は、反射的に太宰の顔を見上げる。
ほんの一瞬だった。
気付いたら太宰の顔は吐息が 触れ合いそうな程近くにあって
呼吸がまともに出来ず
犯すように自分の口に入ってきた 熱い舌の感触で
接吻されている事に気が付いた。
中也
中也
意識が遠のいていくような感覚の後、ゆっくりと唇が離れていく。
離れていく感触が名残惜しくて、 小さく身を捩らせる。
滲む涙で視界は濁り、 薄っすらと見える太宰の顔には
いつもの余裕が無くて
真っ赤になった顔と掴まれた腕から熱を感じた。
何も言わず、太宰が中也を 抱きしめた。
中也
中也
中也
中也
中也
中也
中也
ここにいる。
自分の目の前にいる太宰の存在を 確かめる様に
何度も、何度も名前を呼んだ。
名前を呼ぶ度に、抱きしめられる 力が強くなる
太宰
太宰
中也
太宰
太宰
太宰
中也
太宰
太宰
中也
太宰
太宰
太宰
中也
太宰
中也
不器用に口から漏れた言葉は 格好悪く震えていた。
でもそれが精一杯で
熱を帯びていく顔を逸らす前に 接吻をされた。
長く深い接吻は言葉で伝えきれない想いが伝わって
幸福感と愛おしさがじんわりと 胸に広がっていった。