だ！〈短編集〉

感動の世界へ行ってらっしゃい

それはなぁ、ある日の夜やった

タバコ吸いに行ったら 兄さんがおったんや

そっからの話をしようか。

そこから、1、2分だけ沈黙が あったんよ。 けどそれを破ったのは兄さんの方やった

正直、頭が真っ白になった。

託すってなに？って、

兄さんはどうなるんやろ って。頭を必死に回した。

答えは出えへんかった

世代交代

ずっとずっと、憧れてた背中 そんな人と世代交代。

俺はそんとき必死で泣きついたんや

こん時初めて兄さんの涙見たんよな

崩れ落ちるぐらい泣いたんやっけ

背中を向けて 出口へと進んでいく

すると、振り向かずにこう言ったよな

そう言って1分も経たずに ドアの閉まった音が聞こえた

その瞬間、滝のような涙が流れた

でも兄さん。

今、すっごい楽しいです。

兄さんに譲ってもらったこの紫

ずっと守ってみせます。

兄さんができなかった分 僕にやらせてください。

深夜投稿もうしわ！

世代交代ってこういうことなんかな

見てくれてありがとう

じゃねば！