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窓から刺す光が眼に当たる。

僕の腹の上に寝てるガク君がいた。

剣持刀也

ガク君…?

手に違和感がある。見てみると…

剣持刀也

…ガク君…

伏見ガク

…ん?とぉやさん…?

剣持刀也

これ…

僕の手に包帯が巻かれていた。

伏見ガク

あ、いやこれは…!

伏見ガク

…俺その…不器用だから…

剣持刀也

…ふふっ

よく見てみると、確かに不器用だ。

巻く方向もバラバラだし、テープ貼りすぎだし、ちょっとほつれてるし…。

…でも、

剣持刀也

ガク君の手、超あったかい…

伏見ガク

そぉ?寧ろとーやさん冷たくない?そんな事ない?

剣持刀也

えぇそんな事ない…と思うけど…?w

伏見ガク

えでも…

伏見ガク

ぐいっ

剣持刀也

あちょ、引っ張らな

伏見ガク

…とーやさん手首細いね、だからじゃない?w

剣持刀也

何でだよw//(ガク君ちょっと近いな…)

そんな会話を交わしていると、複数の足音が突然聞こえた

もちさ〜ん!!

加賀美ハヤト

剣持さ〜ん!!

加賀美ハヤト

大丈夫ですか!?

大丈夫だった!?あとがっくん!久しぶり

伏見ガク

叶さん久しぶりっす!

甲斐田晴

もちさ〜ん!!大丈夫っすか!?アニキから聞いて心配だったんすよ〜!

剣持刀也

あぁ、大丈夫だよ、うん。

加賀美ハヤト

何で倒れる、なんて…。

剣持刀也

…なんか強いストレスだって

剣持刀也

…ま、まぁ最近結構忙しくてね!部活と収録とでさ!

剣持刀也

だからそこまで心配しなくてもいい感じらしい…ごめんね、本当

加賀美ハヤト

そうでしたか、大丈夫ならよかった…。

もちさん無理しないでくださいよ〜心配したんすよ〜?

剣持刀也

あは、ごめんね、叶くん

伏見ガク

……無理、しないでくださいね、本当に。

伏見ガク

…まぁいつでも頼ってって意味っすよ!

剣持刀也

…うん。ありがとうガク君

ああ幸せだ。もうずっとこうしていたい。

皆に囲まれ、温かい言葉と空気と光を得て…

ガクくんと一緒に寝て…

剣持刀也

幸せだぁ…。

甲斐田晴

どうしたんすかもちさん急にw

幸せだね〜

欠伸だろうか、また涙が頬を伝った。

甲斐田晴

泣っ!?

伏見ガク

はは、とーやさん意外と涙脆いんすね

それから間も無く、僕は退院した。

退院後

剣持刀也

ははっ、思ったより早かったなぁ…

剣持刀也

今日はガク家泊まれないんだよね?

伏見ガク

そうなんすよね〜、

伏見ガク

…でもやっと帰れるじゃないっすか

剣持刀也

…うん…。

伏見ガク

伏見ガク

あ、ここっすよね、家。

剣持刀也

…うん。

恐怖で体が震えている。敷居を跨ぐだけなのに…。

剣持刀也

…た、ただいま…。

あぁ刀也。帰ってたの。まぁ帰ってこなくていいんだけども。

あんたみたいな可燃ごみ。

剣持刀也

う、うん

あぁいつも通りだ。未だに変わらないのか。

伏見ガク

…は?

剣持刀也

伏見ガク

…あの、とーやさんの親ですよね?

は?あんた誰y

伏見ガク

失礼ですが!!

突然ガク君は母を睨みつけ、明らかな敵意をぶつけた。

伏見ガク

…俺、とーやさんの事悪く言われるの嫌なんです

伏見ガク

すみません、とーやさん今日は俺の家来るんで

剣持刀也

え、ちょっガク君…?

ガク君は手首を掴むと、すぐに走り出した。

剣持刀也

ちょっと待って、

剣持刀也

何で急に…

伏見ガク

何でって、そりゃとーやさんが貶されたから?

剣持刀也

貶されたって…ふふっ

剣持刀也

ぷ、ははっ、何でしょう、笑えないのに笑っちゃう

剣持刀也

いつもの事だから…そんなに気にしなくても…ははっ

そういうとガク君は急に青ざめ、

伏見ガク

いつもあんな事言われてるの…?とーやさん

剣持刀也

う、うん…でも普通じゃない?

伏見ガク

普通じゃないよ…そんな、それじゃ、あまりに…

伏見ガク

あまりに、寂しすぎるよ…。

何故かガク君が涙目になっている

伏見ガク

辛かったっすよね…、とーやさん…。

剣持刀也

……。

この時初めて、母が変な事を知った。

辛さより、驚きが先に来ていた。

僕は“可哀想な子”なのかと。

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え"大好きです~🥹

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