「キスがしたい」に酷くされるのも見たいとコメントを頂いたので続きです。 (コメント有難う御座います。とても嬉しいです!) まだキスがしたいを見ていない方は閲覧してからの此方の閲覧を推奨致します。 中原中也×太宰治 ナチュラルに付き合ってます 多分糖度1000%位です
太宰治
中原中也
リビングに響くリップ音。 中也は私が名前を呼ぶだけで私の意図を察し、キスを送ってくれる。
あれから私は勿論、一度も酷くして欲しいとは伝えていない。 抑私は別に酷くされたいだなんて思って居ないし。
と思いたかった。 けれど、奥底で渦巻く思考は、 「彼に酷くされたい」 「問答無用で滅茶苦茶にされたい」 なんて被虐趣向な物だった。
太宰治
中原中也
優しく低い声が毒の様だ。 私が今云いたい事位は、中也にも予想が付く筈なのに。
太宰治
中原中也
無茶を云わないでくれ。こんな恥ずかしい事を素直にハッキリ云える奴の方が可笑しい。
こういう時の中也は鬱陶しい位に優しくて、素直だ。
私が「酷くして」と一言伝えて仕舞えば、望み通りに滅茶苦茶にしてくれるだろう。
だが、素直にお強請りする等私のプライドが許さない。
…そうだ。彼だって私に酷くしたい筈だ。彼の欲を煽ればお強請りなんかしなくとも、してくれる筈。
太宰治
中原中也
無駄にイケメンな台詞を吐いてくる。 嗚呼ウザイ。
太宰治
中原中也
だからこの男が嫌いなんだ。 此処迄云えば普通察するだろう。
というか、察している癖に態々云わせようとして来るのだ。
太宰治
中原中也
太宰治
中原中也
太宰治
中原中也
太宰治
最悪だ。最悪だ最悪だ 本当に最悪だ この私が中也なんかに分かり易くお強請りなんて。
これじゃあまるで、私が犬みたいじゃないか。
中原中也
ドサッ。 そんな音が聞こえて、気が付けば私はソファに押し倒されていた。
途端、中也と私の唇が重なる。
そして、驚いて半開きの口内に無理矢理舌を捩じ込まれて、上顎を舐められて、舌を捕まえられて。
太宰治
辞めて。そう告げても中也はキスを続けてくる。
ピチャピチャと態とらしく鳴る水音に快感を煽られて、なんだか下腹部が疼いた様な気がする。
拙い、此の儘だと、どうにかなって仕舞いそう。
太宰治
必死に腕に力を入れて、中也を押し離そうとする。 だが既にその気の中也に力で適う者等居る方が珍しい。
私の抵抗の阻止なんて、中也にとっては赤子を仕留めるよりも簡単な事。 腕を捕まえられ、頭の上まで持って行くと其処で固定されて仕舞った。
中原中也
私の声に混じる中也の呼吸音が、なんだかとても余裕が無い様に聴こえて、 抵抗する気も失せて来て仕舞う。
太宰治
其れでも嫌だと、辞めてと続けて言葉にした。 そうしないと可笑しくなって仕舞いそうで、怖くて。
太宰治
中原中也
中原中也
漸く話してくれたと思えば加虐的な台詞を吐く。ムカつく。
太宰治
太宰治
中原中也
太宰治
太宰治
スルスルと中也の手が私のシャツの中に入っていく。物凄く嫌な予感がして咄嗟に其の腕を掴んだ。
太宰治
中原中也
太宰治
中也の手が問答無用で上へ上へと進んでいく。やがて胸部迄辿り着いたと思えばピタリと其処で止まった。
太宰治
キュッ 中也の指が胸の飾りを摘む。 急な快感にどうしても腰をビクリと震わせて仕舞う。
其れは唯中也の欲を煽るばかりで。
中原中也
太宰治
中原中也
太宰治
中原中也
太宰治
狡い。分かる癖に、態々聞いて来て。辞めようともしないで。
太宰治
中原中也
太宰治
中原中也
中原中也
太宰治
耳元で中也が囁く。 私が中也の声に弱い事を知ってのこの行動。ウザイ、本当に気持ち悪い。
そんな事を思っても、全部建前な訳で。 私の身体は素直に中也の低く優しい声に反応する。
太宰治
太宰治
決定的では無い快楽が続いて、焦れったくて辛くて、遂には泣き出して仕舞う。
中原中也
目の前の中也が目を丸くして此方を見る。
中原中也
太宰治
優しく頭を撫でられて、嗚呼辞めてくれるのか、と安堵する。 暫く撫でられ続けて落ち着くと、「中也」と名前を呼んだ
中原中也
太宰治
中原中也
素直に謝ってくれる。 善かった。何時もの優しい中也だ。
太宰治
中原中也
太宰治
中原中也
太宰治
中原中也
そう言ってくれると信じ込んだ。 ちゃんと私の云う事を聞いてくれる。そういう中也が私は好きなんだ
中原中也
中原中也
太宰治
無理?無理って…何で
太宰治
中原中也
太宰治
中原中也
太宰治
拙い。
中原中也
太宰治
誰か私をこのドS魔神から助けてくれ。
コメント
4件
ダッッッッッもう大好きです。 酷くしてって…!!!ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙癖!!癖ィィィァ!!!!中也、突っ走れー!!!
最近 湯さん の事を知って、どの作品も面白くて応援してます(_ _)