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アリン心配だな… 美月さんちょっと天然なところ面白い
エアリー
エアリー
美月
エアリー
リファール
エアリー
リファール
エアリー
リファール
美月
美月
エアリー
美月
エアリー
リファール
美月
エアリー
美月
エアリー
リファール
エアリー
リファール
どうもこんにちは、美月よ
何故私がやっているのか不思議よね?安心して、私もよ
どういう事か、何故か勝手にここに送られたのよねぇ…後でじっっくり話をしないと
…あぁ、注意事項を言ってなかったわね
注意事項は文字の脱字・誤字・その他もろもろに加え、暴力表現等だそうよ
何で他人事なのか?それは紙に書いてある事を読んでいるからよ
そんな事より、時間も押しているし、そろそろ始めるわね?
それでは、STAR
アリン
ラファエル
僕は通話終了ボタンに指を滑らせ、通話を切った
通話の内容は、今日1日の出来事や最近あった事、悩みと言ったごく普通の事
…の筈だけれど、今日はラファエルとの会話がギクシャクしてしまった
理由は単純で、今日はほぼレインと付きっきりだった上、リファールが乱入してくる
と言った濃い1日を過ごしたからだ
もちろんレインを警戒しているラファエルに今日の事は話せない…話したら僕が怒られそうだ。
アリン
アリン
アリン
明日も学校だし早く寝ようと、僕は電気を消した
…あれ、ここはどこ?僕は部屋で寝てたはず…
気がつくと僕は見知らぬ草原にいた
周囲を見渡してみると、小さな子供が2人と女性が2人いて、楽しそうに談笑している
気になって近づいて見ると、そこには何処か見覚えのある男の子と女性、
幼少期の僕と……母さんがいた。
アリン
アリン
アリン
アリン
アリン
とりあえず今は話に集中しようと、心のモヤモヤを晴らす様に首を振り、耳を傾けた。
お母さん?
お母さん?
女性
女性
すると、男の子は顔をぱあっと明るくさせ、コクコク頷いている。
男の子
女性
男の子
幼少期のアリン
男の子
僕はただ談笑しているのを見ていた。見ているだけなのに、妙な既視感があった
幼少期の自分がいるからだろうか?
アリン
アリン
考えれば考える程分からなくなって、まるで底なし沼にハマったような気分だった
でもこの先を見るのは怖い、それだけは直感的に感じた。
幼少期のアリン
幼少期のアリン
アリン
頬に汗が伝わる感覚がした。
間違いなくこいつは今、僕に向けて話した。夢の主である僕に対して…
アリン
幼少期のアリン
幼少期のアリン
アリン
その瞬間、地面が溶けるように消え、僕は暗闇に飲まれていった。
幼少期のアリン
アリン
アリン
気づくと僕は現実世界にいた。時刻はまだ朝方の4時だ
背中はぐっしょりと濡れていて、ベタつき気持ち悪く、とても寝る気にはなれなかった
アリン
そう言って移動している時にも、夢での事ばかりが頭を駆け巡る。
特に昔の自分が言っていた言葉が頭に響いた。
アリン
アリン
ラファエル
アリン
ラファエル
アリン
今ラファエルが何か言ったように思い聞き返したが、突っぱねられてしまった
ラファエル
ラファエル
その言い方は素っ気なく、何処か冷たい様に感じた。
アリン
ラファエル
アリン
僕がそういうと、ラファエルは黙り込んでしまった。
何故だろう、ラファエル達からは幼少期、施設で育ったと聞いた。
そこから先は施設で過ごした記憶しかないし…即答出来るはずなんだ
なのに黙り込むという事は…
アリン
アリン
ラファエル
ラファエル
ラファエル
アリン
ラファエルは明らかに何かを隠している…そう直感で感じ取れる程、ラファエルは壁を作っていた
僕に対して、"初めて"これ以上踏み込むな、という壁を…
その後は何もたわいのない話をし、学校へ向かった。
レイン
レイン
アリン
僕は次にレインに話を聞く事にした
今は丁度昼休憩、だからここに来る人はそうそう居ないし、気軽にこういう事を話せる。
レイン
アリン
するとレインは先程とは打って変わり、真剣な面持ちになり、僕の両肩を掴む
レイン
アリン
レイン
アリン
レインは何か言いた気な顔をしていたが、ため息をつくとパッと手を離した
あんなレインの目、見るのは久々だなぁ…
さっきの"聞かれたこと以外は答えさせない"という目を見たのは
レイン
アリン
レイン
レイン
アリン
レイン
アリン
僕は、物心がついた頃には母さんが居なくて、捨てられたって聞いたから…
そこから施設で一昨年まで過ごして来た記憶しかない
レイン
レイン
レイン
言葉が、出なかった
母さんに捨てられていなかったという嬉しさ、僕のせいで亡くなってしまったという罪悪感でいっぱいいっぱいだった
それに合わせて体調も少しずつ酷くなってきてしまった
レイン
レイン
アリン
レイン
アリン
レイン
アリン
レイン
僕の意識はそこで途絶えてしまった
アリン
アリン
気付けば僕はまた先程の草原に居た
場所も時間帯も変わっていなかった。強いて言うなら人が居らず、目の前に幼少期の僕が居るぐらいだろう
幼少期のアリン
幼少期のアリン
アリン
すると目の前の僕はキョトンとした顔をし、さも当たり前の様に答えた
幼少期のアリン
幼少期のアリン
幼少期のアリン
アリン
幼少期のアリン
幼少期のアリン
アリン
その瞬間情景が変わり、あたりは近代的な景色に変わっていた
道路の横断歩道を渡っている親子が見える。
親子は仲睦まじそうに談笑しながら横断歩道を渡っていた。
幼少期のアリン
お母さん?
既に渡ったはずの横断歩道を、昔の僕は蝶を追って引き返す…赤信号の横断歩道を。
それを1人の女性…いや、母さんが引き留めようと声をかけながら追っている
そして昔の僕の近くには1台の車が迫っていた。
この後何が起こるかは想像に容易い
アリン
でも僕の体は凍ってしまったように動かなかった。いや、動かせなかった
まるで"見逃すな"とでも言われているみたいに…
アリン
キキーッ
ドンッ
幼少期のアリン
お母さん?
幼少期のアリン
母さんの体からは血が留まることを知らずに流れ続けている
それに合わせて、母さんの顔もどんどん青ざめて行っている
周囲の人は救急車を呼んだり、母さんの事を運んだり、大騒ぎになっている
お母さん?
母さんはか細い声で話す。
昔の僕はそれに縋るように答える
幼少期のアリン
お母さん?
お母さん?
お母さん?
お母さん?
お母さん?
幼少期のアリン
お母さん?
幼少期のアリン
お母さん?
幼少期のアリン
母さんは安心したのか笑みを浮かべ、スっと眠ってしまった
その途端また情景が変わり、近代的な風景から草原に戻った
幼少期のアリン
アリン
手を頬に当ててみる。確かに泣いているみたいだった
止めようとしてみるが、更に溢れ出してますます止まらなくなった
一体どうすれば止まるんだろう、これ…
幼少期のアリン
アリン
幼少期のアリン
そうやって渡してきたのは綺麗なハンカチだった
緑色で、イニシャルと三葉のクローバーの刺繍が施されている
僕はこれに見覚えがあった
アリン
幼少期のアリン
幼少期のアリン
アリン
僕はハンカチを受け取ると、そっと雫を拭う
その際、どこか懐かしい感覚を覚えたが、それはすぐに消えてしまった
幼少期のアリン
幼少期のアリン
アリン
幼少期のアリン
昔の僕が指を鳴らした途端、目の前が白く霞み始める
幼少期のアリン
幼少期のアリン
その言葉を聞き終えると同時に、僕の意識はホワイトアウトした
エアリー
美月
エアリー
エアリー
リファール
美月
エアリー
美月
エアリー
リファール
美月
エアリー
リファール
リファール
エアリー
エアリー
リファール
美月
リファール
エアリー
シーン
エアリー
美月
リファール
エアリー
美月
エアリー
リファール
エアリー
美月
リファール
エアリー