柚葉
柚葉
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柚葉
柚葉
柚葉
柚葉
柚葉
注意書きは、1話をご覧ください。
柚葉
赤
水
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ぼくより年下なのに、ちゃんと話を聞いてくれて、ちゃんとアドバイスをくれるりうちゃん。
すごく頼りになる。
赤
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だんだん、りうちゃんの話に熱がこもってくる。
赤
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ぱちん、と、目の前が弾けた気がした。
水
りうちゃんの言う通りだ。
ぼくが嬉しかった時、悲しかった時、怒った時、悔しかった時、寂しかった時、楽しかった時。 いつだって彼がそばに居てくれた。
赤
りうちゃんの言葉がぼくの心に響く。
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再び、ぐい、とりうちゃんが涙を拭いてくれる。
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赤
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りうちゃんの声援を背中に受け、彼の家を飛び出す。
しょうちゃんと連絡なんて取ってない。 早く会いたくて、連絡する時間が惜しくて、既読がつくまで、電話に出るまでなんて待ってられない。
何処にいるかわからないけど、なんとなくぼくと同じ様なことをしている気がして、ひた走る。
水
ちょっと手が触れるだけで心臓が跳ね上がって。
落ち着かせようとしても、 恥ずかしくて顔が赤くなっちゃう。
小さくて大きいこの想いは、 何度凍らせようとしても溶け出して。
大好きな君のことを探しちゃうんだ。
ねぇ、しょうちゃん。
今まで伝えられなかったこと、ありったけの勇気を振り絞って全部伝えるから。
一度でいいから振りむいて。
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真っ直ぐなないちゃんの鋭い瞳が刺さって、意気地なしの僕は再び俯いてしまう。
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相談に乗ってもらってるはずなのに、マイナスな方に考えてしまう。 僕の悪い癖。
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桃
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白
桃
桃
このままとか、いい訳ないやん。
ぎゅっと自分の拳を握る。勇気が無くて行動出来ないなんて、そんなの情けない。このままは嫌だなんて、自分が1番分かってる。
…でも、怖い。 今だって、微かに手が震える。
白
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むしろそっちの方が嫌や、と口に出す。 こうやって決意表明しないと、また日和ってしまいそうだから。
もちろん怖い気持ちはある。 だから今まで関係を進められなかったんだし、今の今も怖いんだ。
桃
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自分では気付かなかった気持ちの変化に 驚く。
言われてみれば、 確かにそんな気がする。
桃
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突然のないちゃんの言葉にぽかんとする。けど、それはとても身に馴染みのある言葉で。
桃
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簡単なことじゃない、それはそうだ。
すごく怖いし、緊張するし、もし振られたら…なんて、考えるだけでゾッとする。
だけど
それじゃだめなんだ。 僕がうだうだしてる間に、きっと君は他の人に奪われる。あんな素敵な人、放っておく人が居るはずない。
そんなの僕が許すもんか。
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桃
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呆れたように、でも嬉しそうに砕けた笑みを溢すないちゃん。
その優しい顔が見れて、ほっと体の力が抜ける。
桃
桃
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ぐい、とないちゃんに手を引かれ、椅子から立ち上がる。 少々強引だが、今の僕にはそれくらいが丁度いい。
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桃
にぱっと笑ったないちゃんを見て、その場から駆け出す。
今すぐ会いたい。
いつでも僕のそばに居てくれた君に。
ずっと大好きだった君に。
これからも隣で笑っていて欲しい、 大切な君に。
今から僕が、迎えに行くからね。
家を出て、走って行ったであろう彼を見送る。 念の為窓からちゃんと行けたか見てみたけど、走って行く後ろ姿は、来た時とは比べ物にならないほど頼もしかった。
これならもう、大丈夫でしょ。
桃
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コメント
9件
初コメ、フォロー失礼します🙇♀️ 両片思い、めっちゃいいですね…次回楽しみにしています!!