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未遥(みはる)

…ねむり…ひめ?

お母さん

そう、眠り姫!

お母さん

途中で何年もの眠りについちゃうけど、最後には、王子様のキスで起こしてもらうの。

未遥(みはる)

へぇ…!!

未遥(みはる)

ねぇねぇ、いつかみーちゃんにも、

未遥(みはる)

おうじさま…来る?✨

お母さん

きっと来るわよ、だって、

お母さん

お母さんにも来たんだから。

未遥(みはる)

お母さんの王子様って、だあれ?

お母さん

お母さん

お母さんの王子様はね…

お母さん

お父さん

ただいま、未遥にお母さん。

お母さん

あら、おかえりなさい!

未遥(みはる)

おとーさんおかえりー!

お父さん

未遥、やけに楽しそうだな。

お父さん

何か話してたのか?

お母さん

眠り姫と王子様の話を…

お父さん

眠り姫か…。

未遥(みはる)

(おかーさんのおうじさまって、)

未遥(みはる)

(…もしかして…)

未遥(みはる)

…なんてこともあったっけな…w

両親が居ない留守番中に、 家の自室で、

私は片付け中に見つけたある「絵本」を、ベッドの上で読んでいた。

未遥(みはる)

「眠り姫」…か。

小さい頃よく読んで貰ってたっけ…

私は、この「眠り姫」のお話が好きだった。

未遥(みはる)

(…いや別に今は嫌いって訳じゃないけど!)

未遥(みはる)

未遥(みはる)

…なんか、でも、

未遥(みはる)

未遥(みはる)

懐かしいな…w

少し恥ずかしいような、それでいて暖かい思い出…。

…そんな不思議な気分に微睡(まどろ)んでいると、いつの間にか眠りに落ちていた─。

─ピーンポーン─

朔叶(さくと)

未遥ー!!

朔叶がインターホンを鳴らし、室内に呼びかける。

同じアパートに住んでいる2人は、よくお互いの部屋を行き来しているため、

朔叶は、母から「作りすぎた」と言われ持たされた煮込みの鍋を持ち、

現在進行形で中の住人に、おすそ分けを知らせに来たのだ。

…ただこの住人、呼び掛けに応じない。

朔叶(さくと)

(いつもなら数秒後には出てくるんだけどな…。)

両親も出てこないと言うことは、恐らく未遥1人なのだろう。

となると─

朔叶(さくと)

朔叶(さくと)

…寝てるな、こりゃ。

─アイツのことだ、ベッドの上でうたた寝だろう。

朔叶は半分冗談のつもりで、ドアノブに手をかけると─

朔叶(さくと)

…!!

朔叶(さくと)

朔叶(さくと)

…アイツマジかよ…。

ドアノブは朔叶を受け入れるかのように、すんなり回った…。

※お家の廊下だと思ってください

とりあえず鍋を玄関辺りに置かせてもらい、廊下を歩く。

朔叶(さくと)

未遥の部屋は…ここだよな。

入ろうとして、流石に留まる。

…いや、腐っても俺の彼女の部屋だぞ?

勝手に入っていいのか…?!

…てか、

朔叶(さくと)

(いっつもアイツがノック無しで入ってくるし…)

朔叶(さくと)

…まあいっか(←おい)

ガチャッ…

朔叶(さくと)

…お邪魔しまぁす…(小さめボイス)

朔叶(さくと)

朔叶(さくと)

…だと思ったよ。

─案の定、部屋のベッドの上には、幸せそうに寝息を立てている彼女の姿が…。

朔叶(さくと)

(起こすべきか…?
でも勝手に入っといてそれはな…)

戸惑いながら、キョロキョロと視線を動かしていると…

朔叶(さくと)

朔叶(さくと)

…絵本?

彼女が寝ているすぐ近くに、1冊の絵本を見つけた。

題名は─

朔叶(さくと)

朔叶(さくと)

眠り…姫?

話の内容はよく知らないが、

結末だけは知っていた。

確か最後、幾年もの眠りに着いていた姫は─

朔叶(さくと)

─っつ!!///

…どうしても、目の前の状況と絵本の結末を重ねてしまい、

思わず顔が赤くなる。

朔叶(さくと)

(あぁああ…未遥の馬鹿っ…!!///)

本くらい仕舞ってから寝ろよな…!!

未遥(みはる)

未遥(みはる)

んんぅ〜…

朔叶(さくと)

(─っやべ、起きた…?!)

未遥(みはる)

さく…と…ムニャ

朔叶(さくと)

…!?!!

未遥(みはる)

…スゥ…スゥ…

朔叶(さくと)

(…は、)

朔叶(さくと)

(反則すぎだろ…!!///)

─あぁっ、もう!!

朔叶(さくと)

(これはお前が悪い…)

朔叶(さくと)

寝込み襲われたとか、後で騒ぐなよ…?

─ベッドの上でスヤスヤ眠る俺の「お姫様」に、

俺はそっと口付けを交わした。

…き、キスで目覚めたり…?!?

朔叶(さくと)

(…は、流石にしないか…。)

朔叶(さくと)

朔叶(さくと)

…な、

朔叶(さくと)

何やってんだ俺…///

朔叶(さくと)

(ムードに弱すぎないか…?!?)

未遥(みはる)

ふぁ〜…あ…

未遥(みはる)

未遥(みはる)

っうわっ、いつの間に寝てた…?!

朔叶(さくと)

俺が来た頃にはもうぐっすり。

未遥(みはる)

マジか〜…😰

未遥(みはる)

未遥(みはる)

─って朔叶?!?

朔叶(さくと)

おはよ、眠り姫。

未遥(みはる)

眠り姫…?

未遥(みはる)

未遥(みはる)

…あっ!!

朔叶(さくと)

本、出しっぱ。

未遥(みはる)

…あっ!!!

朔叶(さくと)

鍵、開けっぱ。

未遥(みはる)

…サーセン…。

朔叶(さくと)

いや別に俺に謝んなくても…。

朔叶(さくと)

ただ、入ってきたのが俺でよかったな

未遥(みはる)

朔叶(さくと)

危ない人だったら、寝込み襲われてたかもしんねぇんだぞ?

未遥(みはる)

未遥(みはる)

…何言ってんの、自分だって襲ったくせに?

朔叶(さくと)

─っ!?!?///

朔叶(さくと)

朔叶(さくと)

おまっ…まさかあの時起きてて…!!

未遥(みはる)

キスされて起きないって、流石に鈍感過ぎない…?

朔叶(さくと)

お前っ…!!!///

未遥(みはる)

てへっ☆

未遥(みはる)

珍しい照れてる( -᷄ ᴗ -᷅ )

朔叶(さくと)

─っるっせぇ!!馬鹿!!

未遥(みはる)

はいはいw

未遥(みはる)

未遥(みはる)

ねぇ、知ってる?

朔叶(さくと)

…っ何がだよ…///

未遥(みはる)

眠り姫って、
王子様が、姫が眠っているお城に、姫を助けに行くんだけど、

未遥(みはる)

お城の入口に、魔女が張ったイバラがあるの。

朔叶(さくと)

物騒なことするな魔女も…。

未遥(みはる)

まあ、うん…w

未遥(みはる)

それで、その王子様以外の人がお城に挑んでも、

未遥(みはる)

入口のイバラで倒されちゃうんだよね。

朔叶(さくと)

ど、どんまいだな…。

未遥(みはる)

でも、その王子様が来た時、

未遥(みはる)

イバラはスーッと退けて、王子様に道を作って、受け入れるように中へ入れたの。

朔叶(さくと)

ほ、ほぅ…。

未遥(みはる)

鍵が開いてたのも、もしかしたら、

未遥(みはる)

ドアを開けたのが、
「私の王子様」…だったからかもね☆

朔叶(さくと)

─っ///

朔叶(さくと)

朔叶(さくと)

っ馬鹿、ただのお前の閉め忘れだろ!!

未遥(みはる)

やめてよそういこと言うの〜

未遥(みはる)

ムード壊れちゃう〜

朔叶(さくと)

壊れてしまえ!

未遥(みはる)

ひどっΣ(*゚◇゚*)

未遥(みはる)

未遥(みはる)

…ってかさ、ちゃんと起きてる状態でしてよね?

朔叶(さくと)

…っ何が…?

未遥(みはる)

言わなきゃわかんないの?

未遥が口の当たりを、とんとんと指でつついている。

朔叶(さくと)

朔叶(さくと)

─っつ!!///

朔叶(さくと)

…っばーか。///

未遥(みはる)

何よバカバカって…。

未遥(みはる)

馬鹿って言う方が馬鹿なんです〜

彼女から不意打ちをかけられた彼氏は、先程からのキツめな言動とは裏腹に、

優しいキスを、目覚めた眠り姫に交わすのでした…。

〜❦ℯꫛᎴ❧〜

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