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俺の糸。
幼い頃からのプレッシャーに束縛されている
いつか、その糸をちぎってやりたい
だけど俺の糸は簡単にはちぎれない
ただ、木の枝を折ったのと変わらない
どんなにちぎろうとしても、得るものはプレッシャー。
根本を断ち切らない限り無限に再生する
いっそのこと
根本を壊してやりたい
僕の糸。
僕は昔から孤独だ
誰にも見てくれないし、相手もしてくれない。まるで僕が存在していないかのようにね
独りは慣れるわけない。とても、寂しい
相手を探しても、探しても
最終的にまた、お別れしてしまう
お別れをするたび得るものは、『孤独』
そんな糸を燃やそうとしても、また孤独になる
当たり前だ
僕が変わらない限りずっとその糸は燃えることはない
いつか
いつか、、、
俺の糸
俺は、自分の存在なんて知らないし興味なんてない
だから、きっと糸なんてないだろう
俺はただ目の前にいる奴をナイフで振って、振って、振りまくる
そうすることで、マスターは喜んでくれる。
喜んでくれる時が唯一俺の存在価値が分かるのだ
だけど、、、、
俺の
生きる意味って?
俺の糸
俺は昔からずっと嘘つきだ
誰かに嫌われたりするのが怖くて、誰かに認められたくて、誰かに受け入れられたくて
誰かに、嫌われたくなくて
必死に『偽り』という仮面をつけてきた
そんな俺は多分誰も信用できてないだろう
俺の糸は偽り
誰かを信じるまでずっと、、、
俺の糸
俺は何故か知らないが地下室に閉じ込められている
いつも本を読んでいてそれなりの知識はあるが外の世界なんて知らない
いくら出ようとしても鍵が見つからず外に出れない
きっと出してはくれないだろう
俺にはどんな糸かは明確に分からない
沢山本を読んできたが未だ見つけられない
俺は一生
籠の中に閉じ込められるのかな、、、
俺の糸
ずっと、、身分という窮地に立たされている
身分相応な生活をさせられ続け正直限界だ
逃げ出そうにも、俺がどんな存在であるかは一生変わらない
どんなに整形しようと、変わらない
血という糸が一生繋がっているのだから、、、、
もう、、
諦めよっかな
___これは
水の少年がプレッシャーから絶つ物語
赤の少年が孤独から別れる物語
緑の少年が様々な感情を得ていく物語
青の少年が嘘偽りがなくなっていく物語
紫の少年が籠から飛び立っていく物語
黄の少年が身分から離れていく物語
__六色の少年と出逢う物語__