僕はまた嘘をつく 〜完結済〜

僕は、傷を隠すようにジャージの袖を元に戻した

同じだ

まふの恋人と同じように、ゆきむも消えてしまうかもしれない

いつ消えるかなんて、わからないから

僕は、"うん"と言えなかった

いや、言いたくなかった

僕は、また作り笑いをし、みんなの元へ戻った

その日の夜

僕は、その辺にあったぬいぐるみをぎゅっと抱きしめた

僕は、寂しさを紛らわすように、某動画サイトで曲を流し始めた

しらべると、そのグループは案外簡単にでてきた

適当にサイトを押してみると、興味深いことが書いてあった

僕は、軽い気持ちで出てきた動画を押した

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それは、他の曲とは違い、音が心に落ちていくのを感じられた

一筋の光が見えたような気がした

僕は、その歌い手グループの再生リストを流しながら、布団へダイブした

ほんの少し心が軽くなるのを感じた僕は、そのまま意識を飛ばした

明日にほんの少しの希望をもって