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rara🎼
nmmn注意⚠️ キャラ崩壊注意⚠️ 誤字脱字注意⚠️ 天使パロ⚠️
rara🎼
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rara🎼
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天界の朝は、静寂に包まれていた。
幾重にも広がる光の環が、空の高みからふわりと降り注ぎ、純白の雲を淡く染め上げてゆく。
その光の美しさは、変わらず“天界”と呼ばれるに相応しい神聖さを保っている__
けれど。
らん_ソロネ
広場の片隅、祈りの水が流れる噴水のそばで、みことがらんに詰め寄られていた。
らん_ソロネ
らん_ソロネ
みこと_パワー
みこと_パワー
みことは肩を窄め、ぷいっとそっぽを向いた。
みことなりに真剣に向き合っているつもりなのだ。
けれど、それでもまだ空回りすることの方が多い。
みこと_パワー
みこと_パワー
みこと_パワー
らん_ソロネ
らん_ソロネ
らんの言葉は冷静だが、どこか棘がある。
それは、らん自身の苛立ちにも似ていた。
みことは押し黙った。
みこと_パワー
みこと_パワー
らん_ソロネ
らん_ソロネ
短く言い残して、らんは背を向ける。
しかし、そのまま数歩進んだところでふと立ち止まり、噴水の水面に目を落とした。
らん_ソロネ
唐突に落ちたその名に、みことは思わず目を見開いた。
みこと_パワー
らんは言葉を続けることなく、じっと水面を見つめている。
みこと_パワー
みこと_パワー
らん_ソロネ
その短い言葉の奥に、らんの複雑な心情が滲んでいた。
なつとは同じ“ソロネ”という高位の天使であり、数多くの任務で顔を合わせてきた。
けれど、最後に言葉を交わしたのはいつだったか。
あの瞳に迷いがあったことに、気付けなかった自分を、今更思い出す。
“誰も、何も言わない”__いや、誰も“言えなかった”。
らんの背中が、寂しげに揺れた。
同じ時刻。
天界の記録室。
蒼みがかった羽を静かに揺らしながら、こさめは一人、書架の間を歩いていた。
こさめ_アークエンジェル
ぽつりと呟いた声が、静寂に吸い込まれていく。
何度も何度も確認した。
けれど、“なつ”という名の記録はどこにも残っていない。
下層の帳簿には、あくまで「任務中」としか記されておらず__
上層の記録からは、まるで最初から存在していなかったかのように、名前すら抜け落ちている。
こさめ_アークエンジェル
震える指先で、本の背をなぞる。
その時だった。
扉の向こうから、柔らかな声が聞こえた。
すち_ヴァーチャー
記録室の扉を開けて顔を覗かせたのは、すちだった。
緑がかった羽を背に、どこか心配そうな顔をしている。
こさめ_アークエンジェル
すち_ヴァーチャー
予想された名前に、こさめは少しだけ目を見開いた。
けれど、すぐに視線を落として、頷く。
こさめ_アークエンジェル
こさめ_アークエンジェル
こさめ_アークエンジェル
こさめ_アークエンジェル
すちはゆっくりと近づいて、こさめの横に立った。
すち_ヴァーチャー
すち_ヴァーチャー
こさめ_アークエンジェル
すち_ヴァーチャー
すち_ヴァーチャー
すち_ヴァーチャー
こさめは目を伏せ、唇を噛んだ。
こさめ_アークエンジェル
こさめ_アークエンジェル
すち_ヴァーチャー
そっと、すちがこさめの手に触れた。
その手は温かかった。
すち_ヴァーチャー
すち_ヴァーチャー
こさめは静かに頷いた。
その手の温もりだけが、今は確かな希望だった。
__夜。
地上。
冷たい風が、川辺を吹き抜けていく。
雨上がりの草が濡れ、空には雲がまだ漂っていた。
なつ_ソロネ
闇に紛れるように立つ男。
黒い羽を背に、なつはゆっくりと歩み寄ってきた。
その瞳は、かつてのような澄んだ光を失いながらも、どこかでまだ“何か”を掴もうとしていた。
なつの前には、一人の少年。
年端もいかぬその子は、泥に汚れた服のまま、じっとなつを見上げていた。
少年
なつは言葉を返さない。
ただ、その問いに対して首をゆっくり横に振った。
なつ_ソロネ
なつ_ソロネ
なつ_ソロネ
それでも少年は言う。
少年
少年
少年
なつ_ソロネ
なつ_ソロネ
少年は何も言わず、ただ静かに俯いた。
その背が小さく震えていたのを、なつは気付いていた。
なつ_ソロネ
なつ_ソロネ
なつの声は、どこか諦めと安堵が混ざったような響きだった。
なつ_ソロネ
なつ_ソロネ
なつ_ソロネ
なつ_ソロネ
少年
逃げるように走って帰っていった少年の背を、なつは静かに見送る。
けれど、その背後に、ひとつの気配が現れる。
いるま_ドミニオン
低く、そしてはっきりとした声。
なつは振り返る。
そこに居たのは__
いるまだった。
真っ直ぐな瞳でなつを見つめている。
いるま_ドミニオン
二人の間に、風が吹き抜ける。
交わらぬ光と闇。
けれど、それでも重なりそうな気がした。
第3話・了
rara🎼
rara🎼
rara🎼
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡40
rara🎼
rara🎼