ワラビ
…ネペタさん
朝日が窓から差し込む
そろそろ彼女を起こさなければ、と 名前を呼びかけるが反応は無い
ワラビ
…ネペタさ〜ん?
ネペタ
…
ワラビ
…もう
ふと、この前読んだ少女漫画?を 思い出した。
ワラビ
今起きなければ、貴方にキスをしますよ
ワラビ
ほら、早く。
ネペタ
…
彼女が寝返りをうつ 聞こえないフリだろうか。
ワラビ
…
本当に起きないため、体を揺する
ネペタ
……キス、しないの?
ワラビ
えっ、
ネペタ
キスをされなければ起きられないわ
ワラビ
はぁ…いつからそんな可愛らしい文句を…
口元を軽く交わす
ネペタ
ん…ふふ…私だけが知ってる、ワラビくんの味…
ワラビ
味って…それより、早く起きますよ
ネペタ
いや
ワラビ
…わかりました
ワラビ
私は朝ごはんの準備をしてきますね。
ネペタ
いや!!
ネペタ
…
上目遣いで此方を見つめる
ネペタ
ワラビくんと離れたくない…
ワラビ
…
ワラビ
我儘ですね、貴方って人は。
彼女の頭をそっと撫でる
ワラビ
…それじゃあ、今日はたくさん寝ましょうか。
ネペタ
…ふふ
2人だけの世界で 静かに眠りについた







