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リーナ・アイアン

そうしてくれないと困ります

ニコロ・ミハエル

当たり前じゃないか

ニコロ・ミハエル

では、お先に失礼するよ

リーナ・アイアン

はい

リーナ・アイアン

……

リーナ・アイアン

(私はあの人のこと苦手で大っ嫌いなのに、なぜか吸い込まれるような印象なのよね…いっつも)

リーナ・アイアン

喋り方のせいなのかしら…?

リーナ・アイアン

…考えても仕方ないし、私もそろそろ戻ろうかしらね

ガチャ──

リーナ・アイアン

…あら、エリったら。寝ているじゃないの笑

エリア・オウト

すやぁ…zzZZ

リーナ・アイアン

……

リーナは、エリアの寝ている布団の上にゆっくり座り、頭を撫でる。

エリア・オウト

んん…姫様ぁ~…zzZZ

リーナ・アイアン

可愛らしい寝言ね…笑

リーナ・アイアン

……はあ、あのバカ使用人はいつ戻ってくるのよ

リーナ・アイアン

…クロウト……、

リーナ・アイアン

もう、帰ってこないのかしら

リーナ・アイアン

あの素敵な笑顔を…声を…もう、見れないの…?聞けないの….?

そんな時、ノック音もせず、部屋の扉が開いた。

ニコロ・ミハエル

アイアン様

ニコロ・ミハエル

独り言が多いよぉ〜?

リーナ・アイアン

っ!ミハエル様…

リーナ・アイアン

盗み聞きとは、いけませんよ

ニコロ・ミハエル

ふふっ…盗み聞きだなんて人聞きの悪い….

ニコロ・ミハエル

私はただ、アイアン様と共に行動しようかなぁーと思っていたところ…その様な独り言が耳に届いただけさ

リーナ・アイアン

……本当ですかぁ…、?

ニコロ・ミハエル

ああ♪

リーナ・アイアン

……はぁ、

ニコロ・ミハエル

…にしても

リーナ・アイアン

え?待ってくださいどうしたんですか…っ

ニコロは、リーナの隣に座り、リーナが知らず知らずのうちに流していた涙を指先で拭い、そのあと口を開いた。

リーナ・アイアン

ニコロ・ミハエル

君の使用人は、こんな悲しく寂しい涙を流させるんだねぇ…

リーナ・アイアン

っ、それは…

ニコロ・ミハエル

……クロウトは君のこと深くお慕いしていたはずなんだけれどねぇー?

リーナ・アイアン

……知らないわよ、私のことほっぽってどこか行ったんだもの

ニコロ・ミハエル

アイアン様

リーナ・アイアン

…なんですか?

ニコロ・ミハエル

昔、私たちが初めて出会った日を覚えているかな?

リーナ・アイアン

…初めて出会った日、?

ニコロ・ミハエル

ああ。あの時の君は、本当に目を奪われるほどに素敵だったよ

私はその日、図書館に用があって たまたまその日その時間にいたんだ。

リーナ・アイアン

リーナ・アイアン

たしか、ここにあったはず…

リーナ・アイアン

……あ!あれ…だけど

リーナ・アイアン

少し手が届かない…

ニコロ・ミハエル

…(あれ、あの子は…たしか..)

リーナ・アイアン

んー…!!

リーナ・アイアン

…っはぁー……ダメだ、、届かないや

ニコロ・ミハエル

…おや?君はそこで何をしているのかなぁ?

リーナ・アイアン

リーナ・アイアン

だれ…?

ニコロ・ミハエル

あれっ、知らない?

ニコロ・ミハエル

君が昨日会ってた兄弟のその兄だよ

リーナ・アイアン

……あの二人だけなのかと思いましたけれど…

ニコロ・ミハエル

あはっ。私は恵まれぬ子だったようだからねぇ〜…呼ばれないのはとうぜんさ♪

リーナ・アイアン

……そんな、

ニコロ・ミハエル

リーナ・アイアン

そんなのひどいです!!

リーナ・アイアン

あなただって立派にうまれてきているはずなのに…どうしてっ…

ニコロ・ミハエル

……どうして、か

ニコロ・ミハエル

私は、あの兄弟とは腹違いなんだ

リーナ・アイアン

…え?

ニコロ・ミハエル

愛人…私たちの父は、今の母親が出来るまで、愛人と呼ばれる人がいたんだ

リーナ・アイアン

ニコロ・ミハエル

その愛人には愛されていた…けれど、今の母親と結婚してから愛人は見捨てられ、悲しみの中に囚われるようになったんだ

リーナ・アイアン

そ、そんな…

ニコロ・ミハエル

憎しみにも囚われていた…けれど、私もそんな母を見捨ててしまった

リーナ・アイアン

え?

ニコロ・ミハエル

父さんがしあわせなら…って

リーナ・アイアン

……

ニコロ・ミハエル

父さんに愛されたことはなかったはずなんだけどねぇー

リーナ・アイアン

ニコロ・ミハエル

っと、ごめんごめん

ニコロ・ミハエル

話しすぎたね〜

ニコロ・ミハエル

ばいばい!
また会えたら…

そんな時、アイアン様は私の話をもっと深く聞きたいと…私のことをもっと知りたいと 言ってくれた。

次第に、私のことを中心に話をしていた。

まさか、私に興味を持ってくれる子がいるとは思わなかったから…嬉しさのあまり余計なことまでも話してしまったんだ。

けれど、アイアン様は私を見捨てないでいてくれた。

リーナが10歳の頃 ニコロが14歳の頃。

リーナ・アイアン

見て!

リーナ・アイアン

お花よ!きれいなお花が風に吹かれているわ!

ニコロ・ミハエル

…ふふっ、そうだねぇ〜

リーナ・アイアン

あ、見て!これ

ニコロ・ミハエル

なにかな?

リーナ・アイアン

私の大好きなお花なの

そう言ったアイアン様の表情が、私の心臓を貫いた。

ニコロ・ミハエル

…!

ニコロ・ミハエル

(かわいい…)

とても可愛らしくて、目が離せなくなっていた。

リーナ・アイアン

…?ニコロ様?

ニコロ・ミハエル

あっ…どうしたの?

リーナ・アイアン

…いいえ。なんでもないのならよかったです!

リーナ・アイアン

私がどうして…このお花が好きか分かりますか?

ニコロ・ミハエル

いや、分からない

ニコロ・ミハエル

どうして好きなんだー?

リーナ・アイアン

ふふ。それはね

リーナ・アイアン

花言葉が理由なの

ニコロ・ミハエル

…花言葉?

リーナ・アイアン

ええ!

リーナ・アイアン

アスチルベって、見た目も好きなんだけど

リーナ・アイアン

こんな花言葉があるのよ

リーナ・アイアン

「恋の訪れ」
「自由」

ニコロ・ミハエル

…!

リーナ・アイアン

私もいつか恋して、自由になれたらな…なんて叶いもしない願いを抱いているの♪

リーナ・アイアン

願うだけなら…いいと教わったのよ。心にとどめてるものね♪

ニコロ・ミハエル

…!それって、だれから?

リーナ・アイアン

クエンカ様からです!

ニコロ・ミハエル

クエンカ…あいつか、笑

リーナ・アイアン

クエンカ様ってすてきよね〜

ニコロ・ミハエル

…そうかなぁー?私の方が全然よくない?

リーナ・アイアン

…ニコロ様ももちろんすてきですけど、それ以上にクエンカ様はもう、なんていうの?

リーナ・アイアン

私のツボ…?をついてくるのよー!

ニコロ・ミハエル

…ふぅーん

アイアン様が他の異性を褒めているのを聞くと、嫉妬でどうにかなりそうだった。

"恋"って、そういうものなのだと知った。

私はクエンカに劣っている。どうしたら、アイアンに褒められるような男になれるのだろうと思考を回した。

でもそれも無意味だった。

だって、彼女はこの国の姫だから。

決められた人としか婚約はできない。

そしてその婚約者は、アイアン様と同い年の私の弟、シイトだった。

命懸けの薬屋は私(姫)です!

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コメント

1

ユーザー

え?シイトとリーナって婚約者だったのか………え?何角関係??((落ち着け

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