私が爆弾を解除した後、いつ出発したのかは分からないが、彼らは、ドラゴンハートの奪還に向かっていた。
端的に言えば、私は1人置いていかれたことになる。
でも、ちょうど疲れが溜まってきたところだったから、部屋のベッドで寝ていた。
そして、彼らが慌てて戻ってきたときには、外はまあまあ大変なことになっていた。
『私』
……つまり、ドラゴンハートの奪還には成功したけど、ビネガーには見つかったってこと?
ヴィンサント
そういうことだ。
『私』
はぁ…まあでも、あの警備をかいくぐってドラゴンハートを取ってきたのは、なかなかのものよ。
『私』
それで、どこに逃げようって訳?
ヴィンサント
ドラゴン少林寺だ。
チャップ
ドラゴン少林寺?
ヴィンサント
ああそうだ。ドラゴン少林寺は、簡単に言えば、ドラゴンナイトになるための修行をする場所だ。
ヴィンサント
そこに行けば、ビネガーも簡単には手を出せないだろう。
チャップ
よし、行くぞ!!ドラゴン少林寺!!