赤嫌われ

〜最終回〜

1週間後

俺は不安な気持ちをなんとか

押し殺して玄関のドタを開けた

こんな時に限って

時間が経つのは短くて

あっという間に着いてしまった

俺はスマホの画面をタップし

「着いた」

と連絡を送った

送った瞬間に既読がつくものだから

少し笑ってしまった

でもそんな感情も今だけだ

このドアの向こうには

俺を裏切った黄くんと

曖昧な関係の3人が居るんだ

そんなことを思っていると

ゆっくりとドアが開いた

俺は重い足取りで 皆の居るリビングに向かった

・

扉を開けた瞬間

みんなの視線が俺に向く

でもその視線は暖かく感じた

一部を除いて

橙くんにそんなことを言われたので

一番端の青ちゃんの隣を 選んで座った

今更かよｯ

多分できる限り 俺の事刺激したくないんだろうな、

さっきからずっと そわそわしてると言うか

動きに落ち着きがないんだよね..w

なんだよその態度

嫌いだな

てか俺のこと気分で 虐めたとか言ってたけど

ほんと...かな

別に黄くんのことを 信じてるとかじゃない

でも流石の黄くんでも そんな理由で虐めるだろうか

しょうがない

ちゃんと話してあげるか

・

俺は黄くんと2人になった

一瞬そんな理由で...

なんて思ってしまった

俺だって色々悩むことだって 沢山ある

多分他のメンバーもそれぞれ 違う悩みがあって

辛かったりしんどかったり すると思う

だからこそ

メンバーで支え合っていく ものじゃないの？

蹴落としあったらダメじゃん

でも辛い思いは分かるよ

俺はそっと黄くんを抱きしめた

俺達はその後紫くん達と 話し合い

活動を休んでいた理由とか

これからのことを話しながら

安堵感に包まれながら過ごした

前みたいには出来ないけど

だからといって嫌いじゃない

結局俺はメンバーの事が大好き なのかもしれない

かんけつ~.ᐟ‪‪‪.ᐟ‪‪‪

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褒め💬と♡たくさん

く~ださい