この作品はいかがでしたか?
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コメント
6件
好き、、、(((
好きです…ブクマ失礼します!
コンコン
sha
結構重い扉を開けると 其処には白い羽と本が散乱していて
sha
sha
地面から視線を前に向け白い塊のような物に話しかけ
大きな白い翼は何かを隠すように覆っていて
zm
sha
笑いながら近付き 彼の背中から突き破った 白い翼をそっと退け
中にいたのは人
草色のパーカーを羽織った人間である
彼は此方に目を向けず一冊の本を頬杖をつきながら読んでいて
sha
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今日初めて聞く彼の声は 真っ黒に塗り潰されたように暗く
sha
はぁと嘆息し 部屋に散らばっている本の山の掃除を決行し
今の状況をぼんやりと振り返り____
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俺の部屋の扉を飛ばすような勢いで入ってくる彼
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残念そうな顔をするが それを無視し改めて書類に手を付けようとする
と 彼がむんずと腕を引っ張ってきて
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sha
勢いよく部屋から飛び出した彼に無理矢理引っ張られ 転げるようにして部屋を後にする
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息一つ乱れてない彼は 目線を宙に彷徨わせる
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やけくそ叫びで意味のわからない返答をしてくる 彼の顔は何処となく朱に染まっている感じがして
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肯の返事を返すと途端に目を煌めかせ 料理を並べていく彼
その様子を横目に 今日も大変になりそうやなと内心苦笑いして
その時
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彼の苦しそうな咆哮が誰もいない夜の道に響く
sha
急すぎる出来事に驚きながらも彼に近寄って
白目を向き叫び続けている彼の肩を揺さぶる
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俄に 骨を折るような鈍い音がやけに鼓膜をうち
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眼の前に蹲る彼を見ると 背中には天使のような純白の羽根が確かに生えていて
それは無理に生えてきたのだろう 根本からは大量に出血しており、真っ赤に染まっていた
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頭に困惑の渦が巻いて疑問しか出てこない
誰に問うこともなく 1番理解できていないであろう彼に言葉を溢し続け
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苦しい息の中応える彼
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ただそれもそう長くは続かず 彼は先程より更に苦しそうな様子で
sha
そう呟き、彼を優しく持ち上げ踵を返して
sha
満月の夜に 一人、嘆くようにぼやいて足を進める____
sha
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sha
sha
天使病 激痛を伴いながら背中に羽が生える奇病。 羽根は対象の生気をイケニエに成長する 最後は自分の姿を保って いられなくなり異形となり死んでしまう。
治療法は 最高の幸せを知る
sha
彼の側にすっと寄り、しゃがみ込んで翆の瞳を覗き 問うてみる
sha
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彼は弱々しく笑い。でもしっかりと考える素振りを見せる
その視線は俺に注がれていて
sha
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素直に聞いてみるとプイと視線を逸らされる
sha
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sha
腹立つわ…w 馬鹿馬鹿しくて笑えてくる 真面目に考えてるのになんやその反応は
無視してやりたいけど何故か身体がそうしてくれない それをウザったらしく思いつつ
sha
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何処と無く淋しげな表情を見せる彼を振り切る 何しろ最近忙しいのだ。悔しいが時間を割くことが出来ず
sha
sha
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ぱあっと顔を明るくする彼を見て 俺はじゃあなといい出ていく
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血塗れの羽根を視て舌打ちして呟き
俺を助けてくれよな…俺の愛人さんよ。
リクエスト作品なんで続きますが ♡100で続けていきたいと思います…(ヽ´ω`)👈絶賛テスト中
ではばい!!!