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突如きんときの背後から聞こえてきた声に、俺らの視線は自然とその声の主へと向く。
きんとき
きんとき
スマイル
きんとき
顔は笑顔のままだが、声色が「おもしろくない」と物語っている。 俺が原因で不仲になるとかはマジで勘弁してくれよ…?
きんとき
スマイル
きんとき
感情の乗っていない平坦な声でそう告げた彼は、俺たちに背を向けて校門を出て行った。
シャーク
シャーク
まだ意図は読めないが、感謝は伝えておいたほうが良いだろう。 この気持ちは嘘偽りない本心だしな。
スマイル
横目で全身を一瞥され、また視線を外される。
スマイル
スマイル
シャーク
どうやらあの一件を忘れていた訳では無いらしい。
だとしたら何故、問い詰めに来ないんだ?
シャーク
素直にそう感じた。 ゲーム本編でも意図が読めないキャラではあったが、今は更にわかりにくい。 回想シーンが見れないっていう理由も大きいだろうけど、なんか…違う。 それだけじゃない気がするんだ。
スマイル
スマイル
シャーク
スマイル
スマイル
シャーク
もう見えなくなってしまったきんときを追うように去っていったスマイルの姿を見つめる。
シャーク
随分と距離が縮まったものだ。
シャークが行った事を許さないと、俺の言ったことをまだ疑っていると、そう言いつつも友人のように接してくれる。 これは彼の優しさ故なのか、何か考えがあるのか、それとも…
シャーク
今は善意だと思っておこう。 それよりも今は誰かと出くわす前にここを去る方が優先だ。
シャーク
シャーク
シャーク
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