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落下していく目の前に 無数の針が広がっていた。
私の時間は、非常に遅くなり針が ゆっくり近づいてくる。
針と針の感覚は、15cm程だろうか 避けるのは、到底無理な状況
何故こんな状況なのか 訳が分からない。
頭の中は、パニックだ
恐怖、絶望、諦め
もはやどうすることも出来ない。
一瞬、ほんの一瞬で済むんだ そんな考えしか出来なかった。
針はすぐそこだ 身を任せるしかなかった
唯
針が皮膚に突き刺さる
そうなってもまだ、時間は遅いまま。
針は、ゆっくりと皮膚を 血管を筋肉を神経を突き刺していく
声にならない悲痛を叫び続けた
…
バサァ!
唯
唯
汗だくの中周りの状況も飲み込めないまま、慌てて身体中を確認する
唯
唯
唯
唯
唯
辺りを見渡すもその一室には、 カーテンに囲まれたベッドが1つ
窓すらない1面真っ白の それだけの殺風景な部屋だ。
唯
スー
唯
唯
唯
足元になにか落ちている。
唯
唯
彼女は、手紙を開いて中を確認した。 そこには、こう書かれている。
唯ちゃん、おはよう これから君に3つだけ問題を出す その3問に正解することが出来れば 君を解放するよ。 私は、君に期待しているよ 是非正解を見つけてくれ
唯
唯
これまでの理不尽に対して怒りが込み上げた唯は、誰に届いてるかも分からない廊下で声を荒らげた。
鬱憤を吐いたおかげか、少しだけ冷静になりドアを視界にいれる。
そこには、ご丁寧にも1から3問目まで張り紙が貼ってある
唯
唯
スーッ
扉を開けると部屋の中央に手紙が 落ちている。
唯
唯
先程同様、【唯へ】と書かれた手紙を拾い上げたと同時にガチャっと 鍵がかかる音がした。
本当にゲームみたいと思いながら手紙を開く。
第1問 いかの?のばしょにはいる ことばは、なんですか? 1,11,21=イルカ 2,6=カバ 20,10,2=???
唯
唯
唯
唯
唯
唯
唯
…
ガチャッ
鍵の開く音だけが響いた
唯
ふてくされながら唯は、扉を開けて 元居た廊下に戻っていった。
〜続く〜
二本完結です。 続きも読んでもらえると嬉しいです!