nmmn注意
rfmo
※お話は私が考えたフィクションです ※ご本人様とは一切関係ありません!
(長いです)
語り手
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俺はいつものように、夜のホストクラブで接客をしていた
その日接客をした子は、つい最近ホストクラブにハマって通い始めた子だった
毎日通っては俺を指定して、泥酔するまで帰らない
太客となりつつある姫だった
奏は🥂✨️の源氏名です。 (ホスト用の仮名です。ややこしいですが 普通にみなと、と読みます)
A
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A
A
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A
A
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A
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A
A
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Aちゃんは毎日来るもんだから、こんなやり取りも数え切れないぐらいしている
だけど今日は、いつもと少し違った
A
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A
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世間話で盛り上がり、酒が入ってもう 4時間以上経っていた
オープンからラストまで酒を飲んでいるのはいつも通りだったのだが
なにせ今日の姫は、シャンパンを5本も開けていた
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🥂✨️
A
だいぶ泥酔していて、このまま飲み続けるのは危ないとスタッフから告げられた
仕方なく、今日は帰らせることにした
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A
A
Aちゃんは少し特殊で、ホストと同じ量のお酒を飲んでクラブを楽しんでいた
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A
姫はしばらく黙り込んで、何かを思いついたあと、また口を開いた
A
A
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🥂✨️
A
A
A
生憎、枕営業は滅多にしないし
数時間後に配信の予定があったから
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A
A
A
A
折れてくれたのか、姫はそういうと荷物を持ち出した
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🥂✨️
🥂✨️
A
A
姫は俗に言う、メンヘラ気質のある子だった
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姫が立ち上がろうとしたその時
"ガタッ"
A
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姫が足をよろけさせた
立ちくらみだろうか
俺の体にもたれるようにして、受け身をとった
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🥂✨️
A
A
そう言って、姫はクラブを退店した
その日を境に、姫は突然ホストクラブに通わなくなった
ホストクラブからの帰り
だいぶ酔っていて、足取りも少し不安定だった
Aちゃんが居なくても、相変わらずお酒を飲まされる毎日だ
いつも酔いが回る前に大量の酒を吐き出していたが、今日はそうもいかなかった
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そんなことを言いながら、胸焼けした体を動かして玄関に入ろうとした
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ふと、宅配ボックスに入ったものが目に入った
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まったく心当たりもないまま、興味本位で中身を確認してみた
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袋を、ゆっくりと開けた
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入っていたのは、大量の写真
そのどれもが、誰かしらが撮ったであろう俺の姿だ
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ホストという職業をしている身からすると、盗撮など慣れたことではあるが
こんな大量に、しかも自分の家に送られたことは流石に初めてだった
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これは、警察沙汰だなと思った
当時を振り返れば、そう思うが
その時の俺は、だいぶ酔っていて
(証拠になるから写真は残しておこう)なんて、そこまで深く考えなかった
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🥂✨️
ゴミ捨て場に向かうことにし、再び路上に出た
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バレないように、袋にもう一度入れて
ペシャンコにしてゴミ捨て場に置いた
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その日はかなり冷え込んでいて、夜だったこともあり早足で家に帰ろうとした
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🥂✨️
さっきから、すごく視線をかんじる
なんだ
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俺は思わず、後ろを
振り返った
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そこには
誰も居なかった
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🥂✨️
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そう、安堵してため息を吐いた
そうか、そうだ
後ろに人なんて居るはずが無かったんだ
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だって
振り返ったら、俺の目の前にAちゃんが立っていたんだから
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🥂✨️
🥂✨️
A
A
A
A
🥂✨️
俺は、できるだけ冷静なフリをした
A
A
A
突然、Aちゃんは笑いだした
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彼女は立つこともままならないぐらい、足をふらつかせていた
彼女の、人とは思えない動きは恐ろしく奇妙に見えた
姿を現さなかった間、一体彼女の身になにが起きたのだろう
A
A
A
A
A
A
🥂✨️
🥂✨️
🥂✨️
A
A
A
暴論だ、そんなこと
🥂✨️
A
するかしないか、決める権利は俺にある
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🥂✨️
だいぶ酔いも冷めてきて、冷静になってきた
A
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🥂✨️
🥂✨️
やっと家に帰れると思い、Aちゃんをあしらった
A
A
🥂✨️
🥂✨️
🥂✨️
A
A
A
A
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同業者から、かなりのメンヘラ女だから扱いには責任もって、気をつけろよ
そんな釘を刺されたことがあるが
🥂✨️
A
A
🥂✨️
A
🥂✨️
Aちゃんは小さく呟いて
カバンから、ナイフをとりだし
殺意のこもったその手で
俺を────
🥂✨️
A
A
A
🥂✨️
A
A
A
A
🥂✨️
どうやらAちゃんは、ホストに貢いでいたお金を危ない方法で稼いでいたらしい
🥂✨️
🥂✨️
ガチで、殺される…?
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俺の全神経が警鐘を鳴らしていた
🥂✨️
🥂✨️
俺は、なんとかAちゃんを撒いて家に帰ってきた
俺が逃げている最中も、Aちゃんは足をふらつかせて十分に走れる様子じゃ無かった
🥂✨️
🥂✨️
俺は、とりあえず風呂に入ることにした
脱衣場に来た俺は、重荷を取るようにして上着を脱いだ
上着は洗わずに、特殊な洗剤を使ってそのままハンガーにかけている
"カランッ…"
🥂✨️
🥂✨️
大きな音だった割に、軽く硬い、なにか小さいものが落ちた音がした
俺は咄嗟に、足元を確認して
音の正体を探した
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🥂✨️
それは、5cmも無い程小さな電子機器だった
🥂✨️
そう、今思えばおかしなことだらけだ
Aちゃんはなんで俺の郵便番号を知ってるのか
俺のオフの写真しかない理由も
さっきだって、俺がゴミ捨て場に居るのを分かっていたかのように現れた
俺の上着は、着物のような素材で
見ただけでも、その特殊な素材は分かる
Aちゃんは、この服は洗濯しないと理解していたんだ
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あの日、Aちゃんが転けそうになった時あの時に付けられたのかもしれない
洗濯されると困るものを、俺に付けた
例えば、水に弱い手紙、とか
もしくは────
"ピンポーン"
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水没したら壊れてしまう
電子機器のGPS
とか、ね
コメント
2件
最後の終わり方でめっちゃゾッとしました…!
ホストはやっぱ大変なんだなそれにしてもGPSでこんなに分かるの怖すぎる