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翔太
翔太
樹那
樹那
翔太
翔太
樹那
翔太
翔太
翔太くんは同じクラスの男の子。
私と同じで、ボカロが好きなんだ。
こうしてLINEで、よくボカロについて語ってる。
翔太くんがボカロ好きって知った時は、正直すごく意外だった。
だって翔太くんはクラスの人気者で、私との共通点なんてひとつも無さそうだったから。
翔太
樹那
翔太
翔太
樹那
樹那
翔太くんは優しい。
私みたいなスクールカーストの底辺と、仲良くしてくれている。
嬉しい...けど
最近の自分はそれだけじゃ満足できなくて...
最近気付いたんだ
私は翔太くんが好き。
クラスの女子A
クラスの女子A
樹那
クラスの女子B
樹那
樹那
クラスの女子A
クラスの女子A
クラスの女子B
クラスの女子B
樹那
樹那
クラスの女子A
クラスの女子B
クラスの女子B
樹那
今までなるべく目立たないように過ごしてきた。
でも、ついに私は女子の間でイジメの標的になった。
翔太
翔太
樹那
翔太
樹那
翔太くんにだけは、イジメはバレたくない。
絶対心配かけちゃうし
...バレるのが怖い。
翔太くんに、避けられるのが怖い。
クラスの女子A
樹那
クラスの女子B
樹那
クラスの女子A
クラスの女子B
イジメはどんどん悪化していった。
男子にはバレない所で
でも、翔太くんにイジメられてる所を見られないのは、安心だったりする。
翔太くんがいるから、私は頑張れた。
クラスの女子A
樹那
クラスの女子A
クラスの女子B
クラスの女子A
胸が、ジリジリと熱くなった。
樹那
振り絞った声は、頼りなく震えていた。
樹那
クラスの女子A
クラスの女子A
クラスの女子B
樹那
クラスの女子A
クラスの女子B
樹那
クラスの女子A
クラスの女子B
樹那
クラスの女子A
クラスの女子B
クラスの女子A
クラスの女子B
頭に、翔太くんの笑顔が浮かんだ。
「俺は、樹那ちゃんみたいな子がいいなって思う。」
あの言葉がよみがえってきて、胸がきゅーって締め付けられた
樹那
我慢していた涙か、右目からこぼれ落ちた。
翔太
大好きな声が後ろから聞こえて、弾かれたように振り返る。
樹那
翔太
一瞬、時が止まった。
クラスの女子A
クラスの女子B
あたふたする二人を、翔太くんは横目で睨んだ。
翔太
クラスの女子A
二人は、走って逃げて行った。
その後ろ姿を、ぼーっと見ていた。肩の力が抜けていった。
翔太
樹那
翔太
樹那
翔太くんの顔を見て、安心して思わず座り込んでしまった。
そして、自分の中の何かが壊れて、涙が溢れ出た。止まらない。
翔太
翔太くんが抱きしめてくれた。
その大きい背中にしがみついて、ずっと泣いた。
どれくらいだっただろう。やっと私が落ち着いてきた時に、翔太くんが口を開いた。
翔太
樹那
翔太
胸がきゅうっとした。
翔太
じっと見つめ合い、手がとられる。
翔太
翔太
ああダメだ。どうやら今日は泣いてしまう日らしい。
でも...嬉し涙ならいいよね?
樹那
翔太くんの腕の中に飛びつく。
翔太くんは、指で私の涙を拭ってくれた。
そして、私達は初めてのキスをした。
コメント
1件
なんかキュンキュンしたー笑!