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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

ゆうやの部屋

ゆうや

(なつに好きって気持ちを伝えたいって思ったけど)

ゆうや

(やっぱ、告白するの怖すぎる)

ゆうや

(だって、もし、なつに告白してフラれて、友達の関係にすら戻れなくなったら?)

ゆうや

(そんなの、耐えられない…)

ゆうや

はぁー

ゆうやは、ため息をついて、ベットに寝転んだ。

ゆうや

(俺って、意気地なしすぎだろ)

ゆうや

(ほんと、かっこ悪すぎ…)

ゆうや

(こんな自分を変えなきゃ…)

ゆうや

(よし、決めた!)

ゆうや

(なつとお試しで付き合ってる期間の間に絶対に、なつに告白する!)

ゆうや

(怖くても、絶対に気持ちを伝えるんだ!)

次の日 昼休み

なつ

ふわぁー

なつは、大きなあくびをした。

ゆうや

めずらしいな
お前があくびしてるの

なつ

昨日、なかなか寝付けなくてさ

ゆうや

そうなの?
昼休み、まだ結構あるし、ちょっと寝たら?

なつ

いや、多分…大丈…夫…

と言いつつ、なつは、眠ってしまった。

ゆうや

って寝てるし

カクンッとなつの身体が揺れた。そして俺の肩に、なつの頭が乗るような形になった。

ゆうや

うおっ
びっくりした

ゆうや

(相当、眠かったんだな)

ゆうや

(このまま、寝かせといてやろう)

ゆうやは、寝ている、なつの顔をみつめる。

ゆうや

(本当に綺麗な顔してるよな)

ゆうや

(まつ毛長い…)

ゆうや

(唇も、ぷにっとしてそう)

ゆうや

(キスしたら、ぷにってしてて柔らかそうだな)

ゆうや

(なつとキスしたいな)

ゆうや

って、俺何考えて!

ガチャッ(扉が開く音)

その時、1人の男子生徒が屋上の扉を勢いよく開けた。

ふゆき

おぉ
こんなとこで何してんの?

ゆうや

びっくりした
お前かよ

コイツの名前は、神崎ふゆき。歳は俺の1つ上で、俺の幼なじみだ。

ゆうや

コイツと飯、食ってたんだけど、いきなり寝ちゃってさ

ふゆき

へー
そうだったん?

ゆうや

お前は?
何しに来たんだよ

ふゆき

俺はね、クラスの奴らと鬼ごっこ中

ゆうや

そうだったんだ

なつ

んー

ふゆきと話しているとなつは、ゆっくりと目を覚ました。

ふゆき


起こしちゃった?

ゆうや

ふゆきが、うるさいからだろ

ふゆき

ごめんごめん

なつ

あれ?
俺、寝てた?

ゆうや

少しだけな

なつ

マジか
わりぃ

ゆうや

全然!
気にすんな

ふゆき

ごめんな
寝てるところ、起こしちゃって

なつ

いや、全然大丈夫っす

ふゆき

ほんと、ごめんなー

ふゆき

ていうか、自己紹介まだ、だったな

ふゆき

俺、3年の神崎ふゆき!
ゆうやとは、幼なじみなんだ

なつ

へー2人は幼なじみなんすね

ふゆき

うん!

なつは、ふと頭の中で考える。

なつ

(幼なじみか…)

なつ

(ゆうやが俺以外に素で話してるところ、初めて見たわ)

なつ

(ん?なんか、もやもやする)

なつ

(なんでだ?)

ふゆき

君の名前も聞いていい?

なつ

あっすんません。
俺、2年の進藤なつです
よろしくお願いします

ふゆき

おう
よろしくな、進藤!

なつ

はい

2人が会話をしている間、ゆうやは、さっきのことで頭の中がいっぱいになっていた。

ゆうや

(う〜さっき、キスのこと考えてから、なつの顔がまともに見れねー)

ゆうや

(俺は、なんてこと考えてたんだよ)

なつ

おい

ゆうや

(我ながら、きもすぎる…)

なつ

おい

ゆうや

なつ

お前、ぼーっとしすぎだろ
何、考えてたんだよ?

そう言って、なつは、俺の顔を覗き込んだ

ゆうや

(わっ!なつの顔が近い!)

ゆうやの顔は、当然のごとく赤く染まる。

ふゆき

ゆうや

別に何も考えてねーし!

なつ

あっそ

ゆうや

てかっそんな、みつめられると恥ずかしいから!

なつ

は?
お前って、たまに変だよな

ゆうや

うるせぇ

ふゆき

……

ガチャッ(扉が開く音)

ふゆきのクラスメイト

あー!
ふゆき、見つけたー!

ふゆき

やばっ
そういえば、俺、鬼ごっこしてたんだった

ふゆきのクラスメイト

捕まえてやるー

ふゆき

じゃあ、俺もう行くね
またな、ゆうや!進藤!

なつ

はい
また

ゆうや

じゃあな

ふゆきのクラスメイト

ふゆき!
待ちやがれー

ふゆき

あははっ
絶対、逃げきってやるぜ

ふゆきのクラスメイト

ターッチ

ふゆき

ちぇー
捕まっちまった

ふゆきのクラスメイト

って昼休み、もう少しで終わるじゃんっ

ふゆきのクラスメイト

教室に戻ろうぜ!

ふゆき

あぁ

ふゆきは、さっきのゆうやの赤く染まっていた顔を思い出す。

ふゆき

(さっき、ゆうやのことを見てて分かった)

ふゆき

(ゆうやは、進藤に恋してるんだ)

ふゆき

(あーあーもっと不利になったじゃん)

ふゆき

(なぁ、ゆうや)

ふゆき

(俺がお前のこと好きって言ったら…お前の恋人になりたいって言ったら…お前は、どう思うんだろう?)

ふゆき

(きっと、困らせるんだろうな)

ふゆき

(でも、やっぱりお前に好きって伝えたいよ)

第15話終わり

オリジナルBLです オレたちが恋なんて

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