時は遡り、俺がもふくんに全てを話したとき_____
ur.
ur.
ur.
本当に、嫌な気分だった
"あのとき"の話なんか、
本当に記憶喪失になって、 全部忘れちゃってたらよかったのに____
______3年前
hr.
tt.
ur.
暗い路地裏から、かつての"彼氏"の声が聞こえてきた
不思議に思ったから、ちかづいてみた
_____近づいてしまった
hr.
tt.
彼が持っていたのは、
血のついた包丁だった
hr.
そこにいた、金髪のだれかを刺していたんだ
ur.
hr.
hr.
hr.
ur.
hr.
hr.
それは生々しくて、気持ち悪かった
人としての心を留められなかった
ur.
ur.
hr.
体中がこわばって何も話せなかった
夜のとばりのなか、家の前までついたとき
_____静寂を突き破ったのは、俺の声だった
ur.
hr.
hr.
ふたりとも、声は震えていた
そのときの俺はかすかに笑っていた
ur.
車に乗り込んで、20分ほど 喋りながら走った
ur.
hr.
ur.
ur.
hr.
ur.
暗い山道に聳える白いガードレールの方向へ
勢いよく、ハンドルを回した
hr.
ur.
タイヤがこすれて、嫌な金属音を確認し
車が横へ傾いて、彼の顔が見えた
その途端、俺は彼の体に抱きついて
庇ってしまった_______
ur.
hr.
枝に、石の壁に、そして土に全身を強打した
心の痛みのせいで、体の痛みなんて感じなかった
ごめんね、血迷った
巻き込んでごめんね
きっと人を殺した記憶なんて、消したいだろうって 勝手に思った
俺だって、彼氏が人を殺したという事実から、 目を背けたかった
守れたかな?
必死で庇ったけど、守れたかな?
hr.
hr.
ああ、よかった
かすかに聞こえた_____
hr.
hr.
____俺が悪いから
後悔が押し寄せてくるけど、 あなたを守れたならそれでいいから
hr.
hr.
心臓の音が耳に響いて声は聞こえなくなってきた
なにも、かんがえられなく、
そのおとさえも、____
これが、死ってやつか_______
まで感じたのに
ur.
jp.
jp.
ur.
ur.
ur.
生きていたんだ。
それどころか、全て覚えていたんだ
ur.
彼のことも、俺のことも。
死ねなかった残念な俺に、 せめて忘れさせてくれたらよかったのに_____
回想は終わる。
ur.
mf.
mf.
mf.
mf.
ur.
ur.
そう、知らないんだ
これだけは、知りたくないんだ
なんでかは分からないけど…
もう、傷つきたくないから。
To be continued.
コメント
5件
こんなに感動し他の初めて…なぞが深い!面白い、すごい!
うわああああ、、、 切ない、、、、、 展開がうますぎて尊敬です、、、 事故った時にヒロくんがなんかうりさんにしたのかな、、、? 続き楽しみにしてます!!