氷川夕輝
え?俺が?
先生
ああ。もちろん俺の生徒も一緒にな。
俺は今雑用を任されてる最中です。
氷川夕輝
え〜…。
氷川夕輝
てゆーか、仕事って何すんだよ…。
白鷺千聖
あら?ここに居たのね?
氷川夕輝
白鷺さん!?
白鷺千聖
貴方もここに?
氷川夕輝
はい…。
氷川夕輝
先生に頼まれちゃって。
白鷺千聖
偶然ね。
あ、先生出てきた。
先生
これを各教室まで運んで欲しい。
先生
もちろん全部だ。
氷川夕輝
先生、大丈夫なんですか?
氷川夕輝
こんなに重いものを…。
先生
心配するな。
先生
少ないから大丈夫だろう。
いや、そういう問題じゃないと思うけど…。
白鷺千聖
わかりました。
氷川夕輝
え?
白鷺千聖
夕輝くん。運ぶわよ。
氷川夕輝
わかりました…。
本当に扱いが酷すぎる。
その後
先生
ご苦労。もう戻っていいぞ。
氷川夕輝
疲れた…。
白鷺千聖
何言ってるの?
白鷺千聖
貴方のような男の人がそんなこと言ってたらいけないでしょう?
氷川夕輝
え、だって白鷺さん女の子じゃないですか。
白鷺千聖
私はこう見えて女優よ?
まじかよ。
氷川夕輝
女優やってたんですね。
白鷺千聖
あら?知らなかったのね?
だってテレビ番組に興味ないんだもん。
白鷺千聖
あ、夕輝くん。
氷川夕輝
なんですか?
白鷺千聖
私達バンドやってるんだけど、私達のライブ見に行かないかしら?
氷川夕輝
え、バンドやってたんですか!?
知らなかった。
白鷺千聖
バンド名はこう言うのよ。
氷川夕輝
「Pastel*Palettes」か…。
氷川夕輝
ライブはいつあるんです?
白鷺千聖
しあさってね。
氷川夕輝
わかりました。
俺は「Pastel*Palettes」。
通称「パスパレ」のライブに誘われたのだった。
そしてチラシも。
氷川夕輝
みんな衣装が可愛いな…。
氷川夕輝
よしっ!
パスパレの音楽がどのようなものか、
俺が観に行ってやる!







