東西戦争

7大都市会議から3日経過しました

これより

東西戦争の開始を宣言します

2人の看病でほぼ家から出てなかったため、

本部に赴くのは今回が初めて

今日、施設内の設備を把握しておけと言われて来た

確かに荷物は多いが、歩く場所は純分あり

遠くに施設を行き来する人影も見えた

……

もう福岡から大半のことは聞いている

開戦前から負傷者が何人かいて、x地点に突っ込む奴も決まったとか

そんなことで勝てると思っているのか少し…いや、

とても気になっている

出来たらご本人様に話を聞きたいが、残念なことに

俺は記者でもお偉いさんでもない

"もう"……ね

普段通り返事をしたが、

相手は普段通りとはかけ離れている

口調とかそうゆうのではなく、

見覚えのあるような、ないような格好をしている

理由は勿論知っている

怖いんだ

ｶﾞｼｯ

俺はそそくさと去ろうとする高知の手を勢いに任せて掴んだ

話はもういい……ただ、

この先に行かせたくないだけ

高知はすぐに残った左で懐をあさり、

ナイフを取り出す

そして

そう言って俺の腕目がけてナイフを振り下ろす

流石に危険と感じ、俺は高知の手を離して3m程距離を取った

さっきまでのそいつとは全然違う

またその場を去ろうとする

今回は止めなかった

いや、止められなかった

きっと福岡と同じで

怖いと思ったから

大丈夫

これでいい

発進

〜続く〜