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私は赤が好き
だから私が描く絵にはいつも赤が入っている。
2月14日
美術室で、わたしと『君』はイーゼルをはさんで向き合って座り、それぞれ絵を描いている。
今日は、部活が休みなので他に部員がいない。
部活があるなしに、関係なく美術室へやって来るのは、毎日授業が終わるのは待ち遠しくてたまらないのは、
放課後になれば君に会えるから。
まな
『君』
美術部は部員が少ない。
美術部に入部した日私は恋をした。
雷が落ちたみたいに、私は『君』を好きになると感じた
暗そうで、何を考えているか分からない男の子が、こんなにも色鮮やかで心踊る絵を描くことが不思議で、『君』のことを、もっと知りたいと思った
まな
気がつけば絵を覗き込むようにして話しかけていた。
『君』はゆっくりと振り返り私を目にいれて、少し驚いた顔をしたあと、照れくさそうに
『君』
とつぶやいた。
その声に心臓がドキッとし
私はやっぱり、君を好きになった。
それから3年間約束しなくたって、放課後になれば自然と一緒にいた。
きっと両想いのはずなのに。
まな
私が描いてるのは桜の木だ
『君』
まな
『君』
きみが今、キャンバスに絵を描いているのか、私は知ってる
だって、普段は目を合わせてくれないのに時々こちらをじっと見るから。
そんなの、分からないわけがない。
でも、私は毎日知らないふりをしている
その方が描き終わったあと感動的な雰囲気になるから。
まな
まな
まな
『君』
まな
なるべくいつもの口調で言った。
心臓は今にもとびだしてしまいそうだ。
だってこんな台詞告白しているようなものだ。
『君』
まな
好き。
『君』が好き。、
世界中で1番に心を撃つ2文字の言葉が、今にも声になってこぼれそうだった。
『君』
『君は少し顔を赤らめながらいった』
今日は、バレンタインデー
まな
まな
でもやっぱり閉まったままにしておこう。
だって、「ちゃんと言うから」って言ってくれたから。
まな
チョコレートを渡すかわりといってはなんだけど、ついそう言ってしまうと、頬を赤く染めてしまう。
『君』
まな
よく考えたらそれは、チョコレートを渡さなくたって、好きと言っているのと変わらなかったかもしれない。
2はハート15以上で出すよ
ハートよろしくね。