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ケンマ
ふす、と不貞腐れた顔で そう問いかける研磨くんに口ごもる。
私、いつも昼休みは 研磨くんと過ごしているのだけれど。
今日は佐藤さんが居たから 研磨くんの席に行けなかった。
と言うより行かなかった、の方が正しいと思う。
今日そのことでずっと嫉妬してた事を 言うべきか言わないべきか…。
ていうか嫉妬した、って言うの 結構恥ずかしくない?!
ミア
ごにょごにょと小声で訳を話す。
さすがに聞こえてなかったのか、 研磨くんにもう一回言って欲しい と言われたのでヤケクソで叫ぶように答える。
ミア
ミア
ケンマ
ケンマ
研磨くんは少し考えたような素振りを見せたあと、 ほんとに誰?と呟いた。
ミア
ケンマ
ミア
ケンマ
ケンマ
そう言った彼の顔は嫌いな物を 思い出した時のように全体から嫌悪が溢れ出ている。
ケンマ
ミア
ケンマ
ギクリ、と体が反応してしまう。
それに気付いたのか研磨くんは ニヤニヤとこちらを見て私の頭を撫でる。
ケンマ
ミア
ミア
ミア
ミア
ミア
さっきから反応がなく不安になりながらも 研磨くんの方を見てみると。
そこには口元に手を当てて、 凄く嬉しそうな表情をしている研磨くんが居た。
ケンマ
ケンマ
ケンマ
ケンマ
ミア
ケンマ
ケンマ
ケンマ
嫌い…って言うのは個人の自由だけど…
ちょっと嬉しい、って 思ってしまった自分を殴りたい。
やっぱり私は梛七ちゃんが言うほど 性格良くないと思うなあ…。
ミア
ケンマ
ケンマ
ケンマ
ミア
ケンマ
愛しいものを扱うような優しい手つきで 撫でられながら、こくりと頷いた。
ケンマ
ミア
キョロキョロと周りに人が居ないか確認した後、 研磨くんに抱きついて こちらを向くタイミングを伺う。
…たまには私から、なんて。
ケンマ
ちう、と研磨くんのほっぺに一つキスを落とす。
研磨くんからは良くしてくれるけど 私からすることはなかったから。
ぽかん、と驚いている研磨くんが 面白くて口から笑いがこぼれる。
ミア
ケンマ
ケンマ
ミア
ケンマ
流れるように「すき」や「かわいい」などの 言葉が研磨くんの口から出てるものだから、 さすがに恥ずかしくて照れてしまう。
ケンマ
ミア
ケンマ
こうして私の嫉妬事件(?)は終わった。
翌日からは研磨くんが佐藤さんに構わず 真っ直ぐと私の方に来て、イチャイチャしていたから 彼女も段々と研磨くんに話しかけることは 少なくなっていった。
とりあえず一件落着ですな。
next ♡ 100
フォロワー様100人ありがとうございます…!!😭🌟
コメント
18件
㊗️おめでとうです お互い好き好きでいい🤦🏻♀️♡愛読させていただきますス!!
フォロワー様100人おめでとうございます🎉💞 みあちゃんと研磨くんの関係が可愛すぎて見ててすっごいキュンキュンしてました💘 みあちゃん可愛すぎます😇💕 更新楽しみに待ってます!🥰