ここは、ある兄弟の家。
玲都
ねみぃ…お腹空いたな…
漆不
はっはっはっは!我が天使よ、ご飯はもう出来ているぞ!
玲都
早くないですか、兄さん?兄さん起きてから30分ですよね?
漆不
天使の為なら何でも出来るんだ!さぁ早く食べたまえ!
玲都
はーい…
ご飯は、焼鮭と白飯と味噌汁。典型的な和食だ。
玲都
いただきます。
漆不
どうだ?
玲都
普通に美味しいと思いますよ。
漆不
ウッ…そ、そうか!
漆不
なら良かったぞ。
玲都
うん。
玲都
ごちそうさまでしたー。
漆不
今日はどこか行くのか?
玲都
うーん、帷さんに会いに行きます。
玲都
最近あまり会っていませんので。
漆不
分かったぞ、ついて行こう!
玲都
はい…
帷
ふぁー…眠いな。
帷
あれ、漆不と玲都君じゃん。
漆不
様子を見に来たぞ、我が眠り姫よ。
玲都
いつも兄がすみません。
帷
いや、別に良いけどね。
しかし、漆不のブラコンさは変わらないわねー。
しかし、漆不のブラコンさは変わらないわねー。
玲都
健在です…
漆不
だってこんなに麗しい天使など、他には居ないだろう!?
帷
はいはい、分かった分かった。
玲都
帷さんは今日もここで寝ていたんですか?
帷
うん。
玲都
まぁここは日当たり良いですし。
漆不
二人だけで会話するな、オレ様も混ぜろ!!!
玲都
はいはい。
その後、二時間ぐらい話していた。
玲都
日が沈むのが早いですね、兄さん。
漆不
そうだな…
玲都
そういや、兄さんって仕事はどうしてるんです?
漆不
ん?あぁ、バイトとかしてるぞ。
玲都
おぉ…
漆不
服装はちゃんとしてるからな!?
玲都
そうだと信じてますよ。
漆不
当たり前の事だ。
玲都
家に帰りますか…。
漆不
分かった!
なんだかんだで夜。
玲都
寝よう。はぁ、眠いな。
玲都
おやすみなさー…
漆不
玲都ぉぉ!!!
玲都
うるさいですよ、何ですか?
漆不
たまには一緒に寝ようではないか!
玲都
あのですね?もう僕らは子供じゃあないんですよ。
玲都
そんな幼稚な事出来ませんって。
漆不
…うぅ…
玲都
分かりましたよ、今日だけですからね!?
漆不
やった!!
玲都
はぁ…本当に僕の事好きですね。
玲都
良いんですけど。
漆不
おやすみ!
玲都
早ッ!
まぁ、僕も好きだし。 とりあえず寝るか…寝顔を一枚撮ってから。
パシャ
漆不
ううーん…
玲都
…おやすみ。
そうして、僕は眠りについた。