浪人の奇襲があってから早2ヶ月
8月に入り夏本番
目黒蓮
あっつ〜…
渡辺翔太
あっつ〜…
目黒蓮
あ、揃った(笑)
渡辺翔太
やめろよ…(笑)
目黒蓮
あれ?翔太くん照れてる?(笑)
渡辺翔太
うるさい///(笑)
翔太くんと出会って半年
翔太くんの反応が可愛くて つい意地悪してしまう
渡辺翔太
お前俺に意地悪しすぎ!///
目黒蓮
え〜別にそんなつもりじゃないんだけどな〜(笑)
渡辺翔太
嘘つけ…
あ、翔太くん拗ねた(笑)
こんな穏やかな時間が凄く好きで 唯一素を出せる時間
でもここ最近 翔太くんとあまり一緒に居れていない
お互い仕事が忙しく今日は2週間ぶり
母
蓮来なさい
目黒蓮
は、はい!
急に名前を呼ばれ驚いた俺達
翔太くんに じゃあねと言って 母に着いて行った
目黒蓮
失礼します
向かった先は父の部屋
父
蓮
父
まだお前には仕事になれてもらおうと
相手の方には断っていたのだが
相手の方には断っていたのだが
父
縁談が来ている
目黒蓮
えっ…
本当は頭のどこかで分かっていた
縁談がもちかけられ いつかは決めなければならない事を
父
仕事にも慣れてきただろう?
父
そろそろ縁談を始めようと思う
目黒蓮
ちょっと待ってください!!
目黒蓮
俺はまだっ!…
父
何故そんなに反抗するのだ
目黒蓮
それはっ…
それは
縁談を認めるという事は 翔太くんと離れる事を意味しているから
翔太くんと離れたくない…
ずっと傍に居るって決めたんだ
母
慕っている人が居るの?
目黒蓮
えっ…
図星を刺され言葉に詰まる
父
誰だ?
父
俺達に紹介してくれ
目黒蓮
いやっ…それは…
母
あんなにも恋に興味を示さなかったのについに好きな人が出来たのね
目黒蓮
ちょっと…!
母
よっぽど素敵な︎︎‴女性‴なんだわ!
目黒蓮
…っ
心に何かが深く刺さった
やっぱり叶わないんだ…
翔太くんと生きることは許されない…
もし翔太くんと生きる事を口にすれば 翔太くんの身に何か起こるかもしれない
段々視界が揺らいできた
どうして…どうしてっ!!…
母
蓮っ!?
父
おい!どうした!
俺は扉を開け自室へと走った