テラーノベル
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ソファに腰を下ろした麗央を見て、零斗が肩をすくめながらも優しい声をかけた
零斗
その言葉に、麗央は目を細めて首を横に振る
麗央
小さな声で拗ねたように言いながら、ソファの背に体を預けて、じっと4人を見上げる
眠気のせいで潤んだ瞳に見つめられると、誰も強くは言えない
龍牙
龍牙が苦笑して頭を撫でる
蓮
蓮も優しく笑って寄り添う
朔矢はそっと麗央の手を握り、落ち着いた声で囁いた
朔矢
麗央
その言葉にようやく安心したように、麗央は小さくうなずいて、4人の間に甘えるように身を寄せた
零斗
零斗がわざとらしく軽い調子で言うと、麗央の瞳がぱっと開いて、子どもみたいに首を縦に振った
麗央
甘える声に、4人は同時に表情を緩める
龍牙
龍牙が肩をすくめつつも、腕を広げて呼び込む
麗央はふらふらと歩み寄って、そのまま胸に顔を埋めた
麗央
くぐもった声でそう呟く麗央を見て、蓮が小さく笑いながら髪を撫でる
朔矢
朔矢が落ち着いた声で言うと、麗央は半分寝たまま頷く
麗央
零斗
零斗がそんな姿を見て、つい口にしてしまった
その言葉に麗央は恥ずかしそうにきゅっと目を閉じ、さらに龍牙の胸にぎゅっとしがみつく
リビングの灯りを落として、4人が麗央を囲むようにして寝室へ向かう
眠気でふらふらしている麗央は、自分の足じゃなくてほとんどみんなに支えられているような歩き方
ベッドに腰を下ろすと、ぽすんとそのまま横に倒れ込んだ
麗央
小さく声を漏らして、枕に顔を押し付ける
龍牙
龍牙が苦笑しながら掛け布団を広げると、麗央は目を閉じたまま腕を少しだけ上げる
まるで『かけて』と言ってるみたいに
零斗
零斗がその仕草に吹き出しながら、布団を肩まできちんと掛けてやる
麗央
かすれた声でそれだけ言って、また静かになる
蓮がしゃがんで、眠たげな頬に指先をそっと添えた
蓮
麗央
麗央はうっすらと目を開け、ただ蓮を見上げて、こくんと小さく頷く
その様子があまりに素直で可愛くて、朔矢がふっと息を漏らす
朔矢
麗央は布団をぎゅっと握って、短く答えた
麗央
布団に潜り込んだ麗央の横に、自然と4人が入り込んでいく
いつもなら「狭いだろ」とか誰かが文句を言いそうなものなのに、今日は誰も何も言わない
麗央
麗央が半分寝ぼけながら、小さく呟いた
零斗がクスッと笑って、頭をぽんぽんと撫でる
零斗
麗央は返事をせずに、布団の中で零斗のシャツをぎゅっと握る
眠気と安心感が混ざったような顔
麗央
かすかな声でそう言ったきり、麗央は静かに寝息を立て始めた
その寝顔に、4人が同時に息を抜く
龍牙
蓮
互いに小声でそんなことを言い合いながら、それぞれが自然に麗央へ手を伸ばす
まるで、大切な宝物を壊れ物のように大事に包むみたいに
そして――夜の静けさの中、5人は穏やかに眠りへ落ちていった
ここで1つ宣伝させてほしいです!
今、この作品見てくれてる人多いと思います
ありがたいです🥹
そこでなんですが、
良ければ、もう1つの作品「毒に溺れる」も読んでもらいたいです!
お願いします🤲
すでに読んでくれてる人もいます(嬉しいです)
零斗
コメント
14件
( ˇཫˇ ) グッッッッッッ
最高すぎる!(๑>◡<๑)
最高っす! 最後にれいとがそう言ったからにはちゃんと守んないと行けないよねぇ?笑(もちろんゆなは言われなくてもしっかり全部やってます😉😉) ゆなはれいと達のこと、「好き」だよ!😽💞(だいふくとれおは「愛してる」よ😘) って事で!今日は多分、夢にれいと達と、れおが出てきて、いい睡眠が取れそうだなぁ。 次回も当たり前にすぐ見ます👀‼️じゃあいい夢見てね💕︎おやすみぃ😴🌙