【クラピカ】君と一緒なら
テーマソング SEKAI NO OWARI「silent」
私には大好きな彼氏が居る。
私の彼氏・クラピカは ロマンチストで几帳面で、 とても仲間想いの誠実な人だ。
そして今日は 待ちに待ったクリスマス!
ちょうど今、クラピカが 迎えに来てくれたところだ。
クラピカ
〇〇
クラピカ
〇〇
クラピカ
それから私達は歩き出す。
けれど私はまだこれから どこに行くのかすら知らない。
もちろん気になるので 訊いてみることにした。
〇〇
クラピカ
そう言って、クラピカは 口元に人差し指を当てた。
〇〇
クラピカ
今日のクラピカは いつもより機嫌がいい気がする。
私とクリスマス過ごせて 嬉しいのかな?笑
なんて、1人で浮かれてしまう。
なぜなら私はクリスマスを 誰かと過ごした 経験が少ないからだ。
それに去年なんか 間違いなく人生で最悪なクリスマスになっただろう。
歩きながら少しナーバスになったけれど今はクラピカと2人きりの この時間に専念することにした。
そして着いたのは…
〇〇
クラピカ
〇〇
クラピカ
どこまで完璧なんだろう、 私の彼氏。
でも逆に完璧すぎて、 たまに不安になる。
彼の隣が私でよかったのかな…?って
私の様子を見兼ねたクラピカが 声を掛けてくれたので、 私は急いで誤魔化した。
クラピカ
クラピカ
〇〇
〇〇
クラピカ
クラピカはまた イルミネーションに視線を移す。
その横顔がとても綺麗で、 今度はイルミネーションではなく 彼に見惚れていた。
〇〇
クラピカ
〇〇
それから30分ぐらい辺りを回ると、 クラピカはまた歩き始めた。
クラピカ
〇〇
今日はもう解散なのかな…?
なんだか解散の雰囲気で 寂しくなった。
なので私は前を歩くクラピカを 引き留めようと声を掛けた。
〇〇
クラピカ
私が呼びかけると、 クラピカはくるりと振り向いた。
そしてゆっくり口を開いたけれど、 なぜか声が出なかった。
〇〇
〇〇
クラピカ
クラピカ
〇〇
なんで言えないんだろう… 簡単なことなのに…
私は後ろめたい気持ちで 背中を追った。
今度着いたのは クラピカの家だった。
部屋の中は綺麗に飾りつけられていて、如何にもパーティーする気満々のようだった。
クラピカ
クラピカ
〇〇
〇〇
クラピカ
思えば今までここまで 自分の為に尽くしてくれる人って 出逢ったことがない。
何よりクラピカの手料理が 食べられるだなんて、 これ以上幸せなことはないだろう。
そう思って、 さっきまでの虚しさ、寂しさは 一旦全部投げ捨てることにした。
〇〇
クラピカ
〇〇
クラピカ
〇〇
クラピカ
〇〇
〇〇
クラピカ
2人でシャンメリーが入った グラスをぶつける。
それから楽しく話しながら、 食事をした。
そして今度は 本当のお別れがやってきた。
クラピカ
クラピカ
〇〇
クラピカ
クラピカ
〇〇
クラピカ
〇〇
クラピカ
〇〇
〇〇
クラピカ
家を出ると、 より別れの時間という感じがして 一気に寂しさがぶり返した。
そしてさっき言えなかったことも 言おうと決心した。
〇〇
クラピカ
〇〇
クラピカ
〇〇
クラピカ
クラピカが心配そうに訊いてくるので、話そうかと少し迷った。
なぜなら過去の恋愛が 絡んでくるからだ。
〇〇
クラピカ
本人がそういうので、 私は素直に話すことにした。
〇〇
〇〇
クラピカ
クラピカ
クラピカの優しい声を聞いた瞬間、 いろんなものが解けて溢れ出した。
〇〇
〇〇
私の両親は私が幼い頃に離婚して、 お母さんは1日中働いている。
なのでクリスマスも誕生日も 1人なのが当たり前だ。
〇〇
私が笑って誤魔化そうとすると、 クラピカは優しく 私を抱きしめてくれた。
クラピカ
クラピカ
クラピカ
〇〇
クラピカ
〇〇
クラピカ
クラピカ
〇〇
実は私の言いたいことはまだあれで終わりではなかった。
むしろこっちが本命だ。
〇〇
〇〇
クラピカ
声が裏返りながらも なんとか呼びかけた。
そして恐る恐る聞いた。
〇〇
するとクラピカは 全力で肯定してくれた。
クラピカ
クラピカ
クラピカ
〇〇
〇〇
クラピカ
クラピカ
クラピカはお馴染みの 斜め掛けバッグを漁り始めた。
中から出てきたのは…
クラピカ
そう言って私に手渡したのは ネックレスと手作りのマフラーだった。
〇〇
〇〇
私がそう訊くと、 少し照れくさそうに頬を染めて 上目遣い気味に言った。
クラピカ
クラピカ
そうだった、クラピカは完璧だけど こんなに可愛らしいところもある人だった。
〇〇
〇〇
それから私も包装紙に包まれた箱を渡した。
〇〇
〇〇
クラピカ
クラピカ
〇〇
〇〇
クラピカ
クラピカ
〇〇
最高のクリスマスになりました♡
ちなみに私があげたのは お揃いのマグカップです♪
コメント
3件
いやもうクラピカ沼男やん!! 「口元に人差し指を当てた」っていうのがもう大好きだしさ 私気づいたのよクラピカは女子のことを「女性」って言ってた!!はいスパダリスパダリ!!♪ えなが惚れるのもマジでわかるわw