星神天海
スタート!
ミツバ
僕・・・
ミツバ
小学校の時いじめられっ子でさぁ
ミツバ
女っぽいとか生意気とかそーゆー・・・
ミツバ
ふわっとした理由で
源光
あー・・・
ミツバ
納得しないでくれる?
源光
ご、ごめん
ミツバ
まあ・・・
ミツバ
だから中学校からは上手くやろーと思ってたんだよねぇ
ミツバ
生意気言われないようにして空気読んで愛想よくして
ミツバ
誰とでもふわっと仲良くして
ミツバ
その結果がこれ
ミツバ
”存在感のイマイチ薄い地味な奴”
ミツバ
いじめられはしなかったけどね
ミツバ
友達もできなかった
源光
(なるほどな・・・)
源光
・・・・・・
源光
生意気
ミツバ
は?
源光
女顔、口が悪い
源光
わがまま、声がうるせぇ
源光
カメラオタク、たまに暗ぇ
源光
あと猫かぶり
ミツバ
なんだよっ
源光
”三葉惣助ってどんな奴?”って聞かれたら
源光
オレはそう答える
ミツバ
なっ・・・
源光
悪かったな
源光
気づいてやれなくて
源光
一年のころと全然印象ちげぇからわかんなかった
源光
そのお前さー・・・
源光
無理しなくて良かったんじゃねぇの
源光
そのままで・・・
源光
確かにいい性格してんなって思うけど
源光
オレは嫌いじゃねぇし
ミツバ
・・・今更遅いよ
源光
・・・そーだな
ミツバ
源くん
源光
ん?
ミツバ
僕がもし生きてたら
ミツバ
僕ら友達になれたかな?
源光
死んでたって友達んなったっていいんじゃなねぇの
ミツバ
カシャ
源光
お?
源光
何撮ったんだ?
ミツバ
・・・さあ?
ミツバ
僕にとって価値のあるもの・・・かな
源光
ふーん・・・
ミツバ
いーからもう行こ
源光
は?
ミツバ
明日現像までつきあってよ
ミツバ
そしたらもう大丈夫だから
源光
!
源光
・・・そーだなそうか
源光
んじゃ続きは明日な!
ミツバ
うん
ミツバ
昇降口で待って・・・
ミーツーバーくん
柚木司
困るなァ勝手なコトされるの
ミツバ
!
源光
花子・・・?
源光
(・・・いやちげぇ)
源光
(誰だこいつ・・・!?)
柚木司
俺になんにも言わずにいっちゃおうだなんて・・・
柚木司
ダメだよ
ず る・・・
ミツバ
え?
グニャ
源光
な
源光
なにすんだテメェ!!
ガン
柚木司
ねーミツバぁ
柚木司
君は俺に願ったよね
柚木司
”みんなの記憶に残りたい”って
柚木司
一人だけで満足?
柚木司
違うでしょ?
柚木司
ねえ?ミツバ
ミツバ
ひ・・・
柚木司
!
源光
ま、待ち・・・やが・・・れ・・・
源光
テメェ何者だ・・・
源光
ミツバに・・・
源光
オレの友達に手ぇ出すんじゃねぇー・・・!!
柚木司
・・・・・・
柚木司
・・・へぇ
ビュオッ
源光
!!
源光
あ・・・
柚木司
俺は怪異さ
柚木司
何か一つを代償に呼び出した者の願いを叶える
柚木司
あまねが叶えるのは生きた此岸の者の願い事
柚木司
そして俺が叶えるのは死んだ彼岸の者の願い事
柚木司
彼は願って俺は応じた
柚木司
だから俺が願いを叶える
柚木司
俺のやり方でね
源光
(ラジオ・・・?)
源光
(一体何するつもりだ・・・?)
柚木司
サクラ!
柚木司
準備できたヨー
七峰桜
『分かった』
七峰桜
七峰桜
『・・・こんな噂を知っていますか?』
『昇降口の首折りさん』
中等部の昇降口に出る
首の折れた幽霊のお話
彼はとても寂しがり屋の幽霊なので
あなたに話しかけてくるかもしれません
【ねえ・・・】
【僕のこと忘れちゃった?】
ミツバ
【僕のこと忘れちゃった?】
もしも彼の名前を答えられなかったら
その時は
首を折られて彼と同じ姿にされてしまうでしょう
ミツバ
あああああああ
ミツバ
あああ
源光
嘘だろ
源光
三葉・・・っ
ミツバ
源・・・くん・・・
柚木司
・・・さあ
柚木司
これできっとみーんな君のこと忘れられなくなるよ
柚木司
良かったね!
柚木司
ミツバ!
花子くん
花子くん
どうかした白杖代
花子くん
柚木司
七不思議は
柚木司
人と怪異の関係を正しく保つと言うけれど
柚木司
そんなものは必要ない
柚木司
人も怪異も望むようにあればいいのさ
柚木司
それで壊れちゃうような世界なら
柚木司
壊れた方がいいんだって
柚木司
そう思わない?
星神天海
終了
星神天海
今日のゲストは
ミツバ
・・・ミツバ
柚木司
司だよ~
星神天海
せーの
ミツバ
バイチャ
柚木司
バイチャーーー
星神天海
バイチャー